那須川天心、涙のTKO勝ちから一夜会見「選手としても1人の男としても成長」 難敵エストラダ戦は「自分のためだけに戦った」
ボクシングのWBC世界バンタム級2位・那須川天心(帝拳)が10日、東京・両国国技館で同級挑戦者決定戦に臨み、同級1位の元2階級制覇王者フアンフランシスコ・エストラダ(メキシコ)に9回終了TKO勝ちを飾った。11日に都内の所属ジムで一夜明け会見を行った。前夜は完全復活を遂げ、リング上では涙を浮かべていた。

那須川天心が一夜明け会見
ボクシングのWBC世界バンタム級2位・那須川天心(帝拳)が10日、東京・両国国技館で同級挑戦者決定戦に臨み、同級1位の元2階級制覇王者フアンフランシスコ・エストラダ(メキシコ)に9回終了TKO勝ちを飾った。11日に都内の所属ジムで一夜明け会見を行った。前夜は完全復活を遂げ、リング上では涙を浮かべていた。
試合は序盤から那須川のペース。1回に左ボディーでぐらつかせ、2回も重い左が顔面を捉えた。確実にダメージを蓄積。6回はアクシデントが発生した。偶然のバッティングで頭同士をぶつけ、エストラダが倒れた。再開後も圧力をかけ、ガードの上から強打。渾身のボディーを放ち、相手を後退させた。8回終了時点でジャッジ3者が那須川を支持。9回、左右のコンビネーションで顔面を捉えると、10回開始前にエストラダ陣営が棄権した。万雷の拍手が送られ、那須川はリング上で涙した。
一夜明けた11日、所属ジムで会見に応じた那須川は「昨日はたくさんの応援ありがとうございました。選手としても1人の男としても成長できた一日でした」と話した。
試合後については「シャワーを浴びて。歯を磨いて。その前にドライヤーをして。布団に入りました」と説明。どのくらいのメッセージが来たか聞かれると「どのくらいだろう……。身内からも、匿名からもきました。まだ返せてないですけど、返していきたい」とした。
昨夜の試合はもう振り返ったようで「見ました。全部は見られていないですけど。復習は多少しました」と話した。自身の進化した部分については「集中力がよりついた。相手だけにフォーカスできる。そういうところが成長できました。今回はそこが一番できた」とし、「今までも相手に集中していたんですが、お客さんのためにとかも考えていた。今回は自分のためだけに戦った」と意識の変化を説明した。
肩の荷が下りたか、との質問には「今は安堵はしています。集中の仕方が分かった気がする。このマインドの仕方でいいんだと。昨日は片鱗に過ぎない。どんどん成長できるかなと思います」と振り返った。
試合後の休みについての質問には「何をしたい……。この感覚を忘れたくないのですぐに練習をしたい」と断言。「あとはサウナとか好きなので体を休めたい。ご飯も相当我慢していたので、たくさん食べたい。試合が終わると、何もやることないなと。格闘家あるあるかな。お仕事お待ちしています。試合は手数出たので今後は口数を増やしていきたい」と茶目っ気たっぷりに話した。
大一番を制した那須川は、5月に行われる井上拓真(大橋)と井岡一翔(志成)の勝者への挑戦権を獲得。今後のバンタム級について「もっともっとボクシングを盛り上げたい。一回負けたので失ったものもたくさんありますが得られたものも多い」と前向きに話した。
那須川は昨年11月、現同級王者・井上を相手に世界初挑戦した。ボクシング転向8戦目でスピード戴冠を目指したが判定負け。格闘技キャリア55戦目で初黒星を喫した。敗戦後は3日ほどで練習を再開。キックボクシング時代に指導を受けた葛西裕一氏のジムや、父・弘幸氏が運営する「TEPPEN GYM(テッペンジム)」でもトレーニングを積んでいた。
(THE ANSWER編集部)
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