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大黒柱がいなくても…悲願の初V王手、“一筋18年”高田真希が知っているデンソーの底力【Wリーグ ファイナル】

バスケットボール女子Wリーグのプレーオフ・ファイナル第3戦が11日、京王アリーナTOKYOで行われ、レギュラーシーズン2位のデンソーが同1位のトヨタ自動車に69-59で勝利した。2勝1敗とし、悲願の初優勝に王手。キャプテンの赤穂ひまわりを大怪我で欠く中、デンソー一筋18年目の高田真希を中心としたチーム力で緊迫した試合を勝ち切った。

得点に吠えるデンソーの高田真希(中央)【写真提供:Wリーグ】
得点に吠えるデンソーの高田真希(中央)【写真提供:Wリーグ】

京王電鉄 presents Wリーグプレーオフ 2025-26 ファイナル

 バスケットボール女子Wリーグのプレーオフ・ファイナル第3戦が11日、京王アリーナTOKYOで行われ、レギュラーシーズン2位のデンソーが同1位のトヨタ自動車に69-59で勝利した。2勝1敗とし、悲願の初優勝に王手。キャプテンの赤穂ひまわりを大怪我で欠く中、デンソー一筋18年目の高田真希を中心としたチーム力で緊迫した試合を勝ち切った。

 身を削る攻防が続くが、スコアはなかなか動かない。第3クォーター(Q)残り2分21秒から「46-46」の表示は変わることなく、残り時間だけが「10:00」にリセットされた。最終Qに入っても息詰まる空気は続く。打ち破ったのは、36歳のベテラン高田だった。第4Q残り5分19秒。54-50と突き放す3点シュート(3P)を沈め、グッと右拳を握った。一瞬だけ、ホッとしたような小さな笑みがこぼれた。

 残り3分24秒で再び追いつかれるも、高田がすぐさま3Pを決め返す。残り1分36秒にはアンドワンで6点差に広げ、勝負を決めた。両軍最多の24得点。3Pは7本中3本を沈めた。「ガードやウイングの選手がもの凄くしつこくアタックしてくれていたから、自分がノーマークになれた」。苦しい時間帯も果敢に攻め続けた仲間の布石があってこそと感謝を忘れない。

大怪我で欠場も、試合後に笑顔で手を振るキャプテンの赤穂ひまわり(中央)【写真提供:Wリーグ】
大怪我で欠場も、試合後に笑顔で手を振るキャプテンの赤穂ひまわり(中央)【写真提供:Wリーグ】

 2年連続あと1勝のところで初優勝を逃してきた。デンソーを破って連覇を果たした富士通に、今年はセミファイナルで辛勝。しかし、最終第3戦で主将の赤穂が右肘関節脱臼、右肘関節側副靭帯断裂の大怪我を負い、決戦の舞台に立てなくなった。東京、パリ五輪と2大会連続で日の丸を背負い、スコアに表れない泥臭い仕事もこなす大黒柱。当然、その不在は大きな痛手だ。

 だが高田はチームの底力に自信を持つ。「レギュラーシーズンを通して、スタメンもベンチメンバーもみんながアグレッシブにやっているからこそ、今ここにいられる。それぐらいの力はあります」。この日はファイナル初先発の笠置晴菜が高田に次ぐ10得点。ベンチメンバーの得点も21と相手を7点上回った。

 赤穂と同じSFでは、25歳の今野紀花が17分58秒で5得点2リバウンド2スティール、21歳の薮未奈海が21分21秒で4得点3リバウンドをマーク。19歳のルーキー白石弥桜も1分11秒の出場機会を得た。「こういうタフなゲームでプレータイムを勝ち獲っているのは、練習からヘッドコーチの信頼を得ているということ」。若手の努力と成長を見守ってきた高田も「自分も頑張んなきゃ」と刺激を受ける。

 昨年のアジアカップ、3月のワールドカップ予選と日本代表を経験してきた今野は、リバウンドやルーズボールなどで手を抜かない主将の姿に敬意を抱いてきた。「本当にリスペクトがあるからこそ、今できる100%を出し切るのが自分のやるべきこと」。悲願の初優勝まであと1勝。第4戦は12日。「今までやってきたことを信じて。仲間を信じて。ギュッと一つになって戦いたい」。今度こそチーム全員で栄冠を掴み取る。

(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)



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