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山本麻衣は「誇りであり財産」 日本代表するエースの数字超えた貢献「全員がリスペクトする人」【Wリーグ ファイナル】

女子バスケットボールWリーグのプレーオフ・ファイナル第2戦が5日、京王アリーナTOKYOで行われ、レギュラーシーズン1位のトヨタ自動車が同2位のデンソーに57-41で勝利し、対戦成績を1勝1敗のタイに戻した。主将のPG山本麻衣が両軍最多の22得点でチームを牽引。日本代表でも主軸を担う26歳の貢献は、数字を超えた部分にあると指揮官は称えた。

22得点でチームを牽引したトヨタ自動車の山本麻衣【写真提供:Wリーグ】
22得点でチームを牽引したトヨタ自動車の山本麻衣【写真提供:Wリーグ】

京王電鉄 presents Wリーグプレーオフ 2025-26 ファイナル

 女子バスケットボールWリーグのプレーオフ・ファイナル第2戦が5日、京王アリーナTOKYOで行われ、レギュラーシーズン1位のトヨタ自動車が同2位のデンソーに57-41で勝利し、対戦成績を1勝1敗のタイに戻した。主将のPG山本麻衣が両軍最多の22得点でチームを牽引。日本代表でも主軸を担う26歳の貢献は、数字を超えた部分にあると指揮官は称えた。

 またか。また山本か――。相手ファンのため息に、次第に感嘆の念が混じっていくのが感じられた。一瞬でも隙を作れば、中からも外からもリングを射抜く。第3クォーターには次から次へと3点シュートを沈め、会場の空気を支配した。「みんなに助けられたレギュラーシーズンだったので、プレーオフは自分の力で勝たせられるようにと強い思いで入った」。笑顔の裏に、エースの自負が覗いた。

 3点シュートは9本中4本成功。両軍最多の22得点に、アシストとリバウンドも5を数えた。守備でも2スティールを記録。しかし数字以上に光ったのが、率先して走り回り、果敢に攻め続ける姿勢だ。「自分がリングにアタックすることでみんなもついてきてくれると思っている。エースとして背中で見せていきたい」。お手本となる場は、試合中だけではない。大神雄子ヘッドコーチはこう証言する。

「普段の練習から準備を怠らないとか、チームをちゃんと鼓舞するとか、そういったところが若い選手には凄くいいロールモデルであり、メンターなのかなと日々感じている。こういう選手がいることがチームの誇りだし、財産でもある。山本もこれまで大変なこともあったと思うが、それがあって今がある。それを行動と態度でちゃんと示してくれる。本当に全員がリスペクトする選手、人です」

 まだ26歳だが、何度も世界の舞台に立ってきた。21年東京五輪は3人制、24年パリ五輪は5人制バスケで日の丸を背負った。昨年2月には世界最高峰WNBAのダラスから招待され、トレーニングキャンプに参加。今年3月のワールドカップ(W杯)予選では、チーム最多の平均15得点でW杯出場権獲得に貢献した。来季は世界各地を転戦する新設のグローバル大会「プロジェクトB」に参戦する予定だ。

「今シーズンで最後になるかもしれないので、本当に優勝したい。でもそれよりも、このチームで最後成し遂げたい。自分自身というより、本当にチームで最後勝ちたいという思いの方が強い」。2017年から在籍し、2020-21シーズンに初優勝、翌年に連覇を達成した愛着あるチームだ。4年ぶりの王座奪還まであと2勝。日本を代表するエースに成長した主将が、背中でトヨタ自動車を牽引する。

(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)



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