「だから注目に値する」 フェデラーの“第2次全盛期”に称賛「不可能を可能する男だ」
「不可能なことを可能に見せつけ、実際にその境地へたどり着いてしまう人だ」
「今こそ、コート上での彼の功績を見直してリスペクトする時だ。2017年のような時を過ごせていることは注目に値する。自分自身の予測を超えたものだ。彼が復帰してきた時、“ここまでならできるだろう”と多くの人々が見立てたものすらね」
昨年はウィンブルドン準決勝で左膝を痛め、手術とリハビリのため、シーズン後半戦を欠場した。世界ランキングも2ケタ台まで下がったものの、今年に入っての活躍ぶりは前述した通り。復帰どころかさらなる成長を果たしたフェデラーの凄みについて、ペッチー氏は端的にこう言った。
「彼は、常に不可能なものごとを可能であるかのように見せつけてくれて、実際にその境地へたどり着いてしまう人だ。だからこそ、注目に値するのだろう」
今回の優勝で11月のNitto ATPファイナルズ出場権も獲得するなど、心技体すべてが充実するフェデラーへの畏敬の念は、コートに立つたび増していきそうだ。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer