不惑突入も現役続行 NBA界の「アルゼンチンの英雄」、再契約報道にファン興奮
NBAでリーグ優勝4回を経験、代表チームでもアテネ五輪で金メダル獲得
ジノビリがNBA入りしたのは、2巡目57位でドラフト指名された1999年から3年が経過した2002年だ。
満を持して世界最高峰の舞台に立つと、2年目の03-04シーズン以降は主力に定着。ともに「ビッグ3」を形成したティム・ダンカン(2016年に引退)、トニー・パーカーに引けを取らない実力を持ちながら、試合途中から出場して流れを変える“切り札”として立場を確立し、07-08シーズンには最優秀シックスマンに輝いた。
正確なシュート、華麗なパス、そして“ジノビリステップ”の異名を取った独特な動きを武器に03、05、07、14年と計4度のリーグ優勝を経験。昨季までの15年間で記録した通算出場992試合、1万3467得点、3838アシスト、1349スティールはいずれも球団史上トップ5にランクインしている。
その活躍はNBAだけにとどまらず、アルゼンチン代表のリーダーとして04年から4大会連続でオリンピックに出場。アテネでは見事に金メダル、北京では銅メダルを獲得した。