フェデラー“完全優勝”、各国メディアが称賛 「素晴らしきルネッサンス」「神聖なり」
男子テニスのウィンブルドン決勝は、第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)がマリン・チリッチ(クロアチア)に6-3、6-1、6-4でストレート勝ち。5年ぶり、そして史上最多となる通算8度目の優勝を飾った。
ウィンブルドン史上最多となる8度目の優勝、「テニスを超越した才能」の声
男子テニスのウィンブルドン決勝は、第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)がマリン・チリッチ(クロアチア)に6-3、6-1、6-4でストレート勝ち。5年ぶり、そして史上最多となる通算8度目の優勝を飾った。
頂上決戦で圧倒的な強さを示し、大会を通じて1セットも失わない“完全優勝”を成し遂げた芝の王者を、世界各国のメディアも称賛している。
米スポーツ専門テレビ局「ESPN」電子版は、「ロジャー・フェデラーは偉大さの領域を拡大し続けている」と特集。自身が持つグランドスラム最多優勝回数を19に更新したレジェンドについて、「35歳にして迎えた素晴らしきルネッサンス(復活)を、誰が想像することができただろうか」と驚嘆している。
英地元紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」電子版は、チリッチをわずか1時間41分で退けて昨季の膝の故障から完全復活を印象づけた点に着目し、「テニスを超越した才能。ロジャー・フェデラー2.0バージョンは再びウィンブルドンに君臨する」と伝えた。
さらに、フランス紙「レキップ」電子版がフェデラーの偉大さを「神聖なり」と一言で定義すれば、米紙「USAトゥデー」電子版も「彼の名前にさらなる記録が。ロジャー・フェデラーは自分自身をも驚かせ続ける」と報じるなど、優勝の反響は世界中に広がった。
改めて、その影響力の大きさを示す形となったフェデラー。35歳にして今なお進化を続ける男の一挙手一投足から目が離せない。