[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

「ギアが10速まである」 死角のないフェデラーの勝負強さをレジェンドも絶賛

 男子テニスシングルス世界ランキング5位のロジャー・フェデラー(スイス)は、ウィンブルドン決勝で同6位のマリン・チリッチ(クロアチア)と対戦する。決勝まで1セットも失わずに勝ち上がってきた“芝の帝王”について、過去にウィンブルドンを3回制し、昨年までノバク・ジョコビッチのコーチを務めていたボリス・ベッカー氏が解説を務める英公共放送「BBC」で言及。「ギアが10速まである」と語り、圧倒的な勝負強さに脱帽している。

自身8度目の優勝を目指すウィンブルドン、1セットも落とさずに決勝進出

 男子テニスシングルス世界ランキング5位のロジャー・フェデラー(スイス)は、ウィンブルドン決勝で同6位のマリン・チリッチ(クロアチア)と対戦する。決勝まで1セットも失わずに勝ち上がってきた“芝の帝王”について、過去にウィンブルドンを3回制し、昨年までノバク・ジョコビッチのコーチを務めていたボリス・ベッカー氏が解説を務める英公共放送「BBC」で言及。「ギアが10速まである」と語り、圧倒的な勝負強さに脱帽している。

「普通の乗用車のギアは5速、最大で6速だが、ロジャー・フェデラーは10速まで存在するようだ。どんな困難に陥ろうとも、彼はさらに素晴らしいショットを決めることで切り抜けてしまうんだ」

 ベッカー氏の見解では、他のプレイヤーのギアが最大6速なのに対し、フェデラーは10速という“異次元”まで一気にパフォーマンスを高めることができるという。自動車レースの最高峰と呼ばれるF1でもギアは8速。フェデラーはF1の超高速マシーンをも凌ぐ加速力を備えていると感じているようだ。

 実際、準決勝のトマーシュ・ベルディハ(チェコ)戦は、相手がビッグサーブやサーブ&ボレーでプレッシャーを与えようとし、第1、第2セットともタイブレークまでもつれこんだ。しかし、フェデラーは勝負所でダウン・ザ・ラインや絶妙なドロップショットを繰り出し、窮地をいとも簡単に脱出していた。

 記事でベッカー氏はベルディハの奮闘を讃える一方で、フェデラーの偉大さを引き立たせる結果になったと分析している。

1 2
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集