敵負傷、その瞬間… ワウリンカの“咄嗟の神行動”に海外絶賛「ツアー最高にいい人」
男子テニスのフィーバーツリー選手権は19日、シングルス1回戦でスタン・ワウリンカ(スイス)がダニエル・エヴァンス(英国)に6-3、6-4でストレート勝ち。2回戦進出を決めたが、試合中にファンの喝采を呼ぶシーンがあった。ラリー中に足を滑らせ、倒れ込んだエヴァンスに対し、ワウリンカが真っ先に相手コートまで駆け寄り、肩を貸そうとした。“咄嗟の神行動”の実際のシーンを「ツアー最高にいい人」と海外メディアが動画付きで公開。「スタンは紳士だ」などと絶賛が起こっている。
ラリー中に相手選手が負傷、真っ先に相手コートまで駆け寄って肩を貸す
男子テニスのフィーバーツリー選手権は19日、シングルス1回戦でスタン・ワウリンカ(スイス)がダニエル・エヴァンス(英国)に6-3、6-4でストレート勝ち。2回戦進出を決めたが、試合中にファンの喝采を呼ぶシーンがあった。ラリー中に足を滑らせ、倒れ込んだエヴァンスに対し、ワウリンカが真っ先に相手コートまで駆け寄り、肩を貸そうとした。“咄嗟の神行動”の実際のシーンを「ツアー最高にいい人」と海外メディアが動画付きで公開。「スタンは紳士だ」などと絶賛が起こっている。
これぞ、スポーツマンシップという場面だった。第1セット第5ゲーム、ワウリンカがバックサイドに放った一打に逆を取られ、エヴァンスが芝に滑って崩れ落ちた。そのままワウリンカのポイントとなったが、エヴァンスはうつ伏せに倒れ、起き上がることができない。しかも、足を芝に何度も叩きつけるような苦悶のアクションを見せ、痛がっている。
会場が息を呑む中、真っ先に行動を取ったのが、相手コートにいたワウリンカだった。ネットの脇から走って駆け寄り、スタッフよりも先に対戦相手であるエヴァンスのもとへ。背中に手をやり、顔を覗き込みながら心配そうに声をかける。そればかりではない。ようやく立ち上がったエヴァンスに肩を貸すようにして、背中を支えてあげたのだった。
ワウリンカの優しき行動をATP公式中継サイト「テニスTV」公式インスタグラムが「ツアーで最高にいい人の一人。ワウリンカの素晴らしいスポーツマンシップ!」という賛辞とともに動画付きで公開。すると、目の当たりにした海外ファンも反響を寄せた。