フェデラー、感動を呼んだナダル戦の“難敵”を告白「砂場で遊んでいるみたいだ」
「来年は屋根をつけた方がいい?」の質問に「それも飛んでしまうかも」
母国スイス大衆紙「Blick」によると「ナダルのようなクオリティを持った相手に、この風の中、サーブをキープするのはとてつもなく難しかった」と強い風について言及。「何があってもおかしくないほどの風だった。僕も決して悪かったわけではなかった。もともと、こういう風の強い試合は好きだし、いいプレーもしてきた」と振り返ったという。
ただ「風は両方にとって同じだったけど、もしかして、ラファの方が風が弱かったのかも……」とジョークを飛ばした上で「ハードな試合だったけど、これを受け入れるよ。彼は信じられないようなプレーをした。彼の能力には感服したよ。風の中でどんどん調子を上げてきた」とコンディションをものともせずにプレーした盟友を称えていたという。
それでも「来年は屋根をつけた方がいいか」という質問を受けると「それも飛んでしまうかもね」と笑いながら、さらに「理解できるかどうか分からないけど、あれはクレイジーだった。風は本当に強烈だった! 砂場で遊んでるみたいなものだったよ。試合後、ラファと僕は食事で何が出てくるのか見るために目を洗わなければならなかった。ただ、こういうことがあっても、僕は雨でない限り屋根は開放しておくべきという考えだ。屋外競技だからね」と持論を語ったという。
去就について大きな注目を浴びているフェデラー。4強で敗れたが、来年もローランギャロスで勇姿を見ることはできるのか。
(THE ANSWER編集部)