ホーバス監督解任、島田会長「双方の考えに相違」 後任は桶谷氏が就任 ロス五輪へ「この体制をベースに上を目指す」 バスケ協会が緊急会見
日本バスケットボール協会(JBA)は3日、男子代表ヘッドコーチを務めたトム・ホーバス氏との契約終了に関する緊急記者会見を開催した。島田慎二会長と伊藤拓摩強化委員長が登壇。後任には、琉球ゴールデンキングスの桶谷大ヘッドコーチ(HC)が就任することも発表した。

日本バスケットボール協会が会見
日本バスケットボール協会(JBA)は3日、男子代表ヘッドコーチを務めたトム・ホーバス氏との契約終了に関する緊急記者会見を開催した。島田慎二会長と伊藤拓摩強化委員長が登壇。後任には、琉球ゴールデンキングスの桶谷大ヘッドコーチ(HC)が就任することも発表した。
会見の冒頭、島田会長は「まずトム・ホーバス氏に、男女日本代表ヘッドコーチとしての多大なる功績、貢献に敬意を表するとともに、感謝申し上げたい」とコメント。指揮官に感謝の言葉を寄せ、「1月初旬に説明を行った。双方の考えに相違があり、対応を議論してまいりました。ホーバス氏に対し、方針の修正をお願いすることは、ホーバスコーチの本質に変革を求めることになる部分もある。ホーバス氏に対するリスペクトに欠けていると感じる部分もあり、契約を解消する提案をした」と明かした。
決断に至った経緯については「ロス五輪に向けて大変重要なワールドカップのアジア予選を控えている。重要な試合が続く。このタイミングなのは、1試合でも多く新しいチームで試合を積むほうがケミストリーを生むという判断」だとした。
後任は、48歳の桶谷氏が就任。アシスタントコーチには吉本泰輔、ライアン・リッチマン氏が就く。桶谷氏は2008年に琉球のHCに就任後、天皇杯優勝や4年連続のファイナル進出に導くなど、強豪クラブに育て上げた手腕を評価。新コーチの任期について、島田会長は「基本的にロサンゼルス五輪を目指すという体制」と明かし、「具体的な年数は契約のこともあるので伏せさせていただく。暫定的ではない。この体制をベースに上を目指すことを前提にしている」と語った。
JBAは2日の発表の中で「今後の代表強化に関しての方向性の相違によるもので、個人の責に帰すものでは無く、JBAとしての今後の方針に沿って総合的に判断し、契約終了の決定に至りました。2015年に女子日本代表のコーチに就任されてから本日までのトム・ホーバス氏の日本バスケットボール界への多大なる貢献と成果に対し、心より敬意と感謝の意を表します」と説明していた。
ホーバス氏は2015年に女子代表のコーチに就任。2021年の東京五輪ではチームを準優勝に導いた。同年から男子代表ヘッドコーチに就任。23年FIBAワールドカップでは19位となり、48年ぶりに自力でオリンピック出場権を獲得。24年パリ五輪では11位となった。パリ五輪後の11月には、28年ロス五輪を視野に続投が発表されていた。
しかし、直後にパリ五輪日本代表の八村塁(レイカーズ)が、本拠地グリズリーズ戦後の会見で男子日本代表の強化体制などに苦言。複数の米メディアが公開した会見の中で、人事についても「日本代表にふさわしいコーチ、僕らは、日本男子のトップのプレーヤーたちなので。男子のことを分かっている、プロとしてやっていた、プロとしてもコーチをやったことがある、そういう人にコーチになってほしかった。今回、そういう風(続投)になってしまったのは残念だと思っている」と話した。
男子日本代表は昨年8月のアジアカップで9位に終わり、ベスト8進出を逃した。JBAは25年9月に三屋裕子氏に代わり、Bリーグのチェアマンも務める島田氏が新会長に就任。10月にはBリーグ長崎の代表取締役社長兼GMである伊藤氏が強化委員長に就任するなど、体制を新たにしている。
今月末にはワールドカップ(W杯)2027のアジア地区予選 Window2が控えている中で異例の電撃退任となった。
(THE ANSWER編集部)
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