西岡良仁、“3度目の正直”で全仏初勝利 勝因は「バナナ」と「天気」にあった
奈良くるみは“2日がかり”の白星、ダニエル太郎はモンフィスに完敗
天気も上手く味方した。この日は雨が降ったり止んだりの悪条件。マクドナルドと4月にポルトガルで対戦した時に「高い打点ではボールをヒットできない」と分析した西岡は、この日は高めにボールを返そうとしたが、あいにくの雨で「ボールも重くなって、コートも遅くなって、ボールが跳ねなくなった」。雨が降る間はマクドナルド優勢、晴れ間が見えると西岡優勢という展開の中、「ファイナル(セット)はホント降らないで」という西岡の願いが天に届き、晴れ間の覗いた第5セットを奪った。
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2回戦では世界ランク9位の強敵、フアン・マルティン・デルポトロ(アルゼンチン)と対戦。「チャンスはそんなにくれない。間違いなく自分が走らなければいけないので、逆にどれだけデルポトロ選手を動かして強打させないかが鍵かなと思います」と全力で立ち向かう。
また、女子シングルスでは同238位の奈良くるみ(安藤証券)が同105位のダリラ・ヤクポビッチ(スロベニア)を7-5、5-7、6-3で破り、2大会ぶりの2回戦進出を決めた。前日に1セットオールとなったところで、日没順延が決定。“2日がかり”の熱戦を制した奈良は、2回戦で第10シードのセリーナ・ウィリアムズ(米国)と対戦する。男子シングルスに出場したダニエル太郎(エイブル)は第14シードのガエル・モンフィス(フランス)に0-6、4-6、1-6と完敗した。
(THE ANSWER編集部)