SNSで報告、スケートのパートナーは継続

　フィギュアスケートの小松原美里さんが30日、インスタグラムで夫・尊さんとの離婚を報告した。2人はアイスダンスのカップルとして、2022年の北京五輪団体戦にも出場。銀メダルメンバーとなっていた。「今後もスケートのパートナーとして、アイスショーやさまざまな場で一緒に滑り続けていきます」とも記した。

　美里さんは「いつも温かく応援してくださっている皆さまへ」の書き出しで、尊さんとの2ショット写真を投稿。「私事ではありますが、ご報告があります。フィギュアスケートのパートナーとして、そして夫婦として8年間共に歩んできた彼とは、昨年、たくさんの話し合いを重ねた末に離婚という決断をしました」と伝えた。

「自分達の心を大切にして、お世話になっている方々に直接ご挨拶をしたくて、少し遅れてのご報告となりましたこと、ご了承ください」とも記した。感謝の思いもつづり「一緒に過ごした時間や、スケートを通して共に築いてきたものは、今も私にとって大切な宝物であり、心から感謝しています。その気持ちはこれからも変わりません」とした。

　2人は日本代表としてアイスダンスで活躍。2022年の北京五輪で団体銀メダルに貢献した。美里さんは2009-10シーズンに水谷心とカップルを組み全日本ジュニアで初優勝。14-15シーズンからは、アンドレア・ファッブリとのカップルでイタリア代表として活動した。その後、16年に尊さんとカップル結成。日本に所属を戻して競技を続けた。17年1月に結婚している。

　米国出身の尊さんは20年に日本国籍を取得した（米国での姓名はティム・コレト）。18-19シーズンから全日本選手権を4連覇し、五輪や四大陸選手権、世界選手権の代表にも選出。24年4月に競技を引退し、プロスケーターに転向していた。

　美里さんは「今後もスケートのパートナーとして、アイスショーやさまざまな場で一緒に滑り続けていきます。それぞれ新しい章へと進みながらも、スケートが持つ意味や大切さを、これからも大事にしていきたいと思っています。これまで温かく支えてくださったすべての皆さまに、心より感謝申し上げます」と記した。