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高校バスケ、福岡大大濠が史上7校目の連覇! 26点差完勝で19年福岡第一以来の快挙、片峯監督「自慢の3年生です。ありがとう!」【ウインターカップ】

バスケットボールの第78回全国高校選手権「SoftBank ウインターカップ2025」は29日、東京体育館で男子決勝が行われ、福岡大大濠(福岡)が東山(京都)に97-71で勝利。5度目の優勝となり、史上7校目となる連覇を達成した。秋の「U18日清食品トップリーグ2025」も制しており、これで“秋冬2冠”。東山は悲願の初優勝はならなかった。

福岡大大濠が史上7校目となる連覇を達成【(C)SoftBank ウインターカップ2025】
福岡大大濠が史上7校目となる連覇を達成【(C)SoftBank ウインターカップ2025】

SoftBank ウインターカップ2025男子決勝

 バスケットボールの第78回全国高校選手権「SoftBank ウインターカップ2025」は29日、東京体育館で男子決勝が行われ、福岡大大濠(福岡)が東山(京都)に97-71で勝利。5度目の優勝となり、史上7校目となる連覇を達成した。秋の「U18日清食品トップリーグ2025」も制しており、これで“秋冬2冠”。東山は悲願の初優勝はならなかった。

 先にペースを掴んだのは福岡大大濠だ。主将の勝又絆(3年)や本田蕗以(2年)が巧みなステップから得点。激しい守備で東山のミスも誘発し、25-13と12点差をつけて第1クォーター(Q)を終えた。第2Qも櫻井照大(2年)の3点シュート(3P)などで加点。東山も主将の佐藤凪(3年)の連続得点や中村颯斗(2年)らの3Pで反撃するが、福岡大大濠が55-37と点差を広げて前半を折り返した。

 第3Qも福岡大大濠の勢いは止まらない。榎木璃旺(3年)、サントス・マノエルハジメ(3年)の3Pなどで効果的に加点。東山も佐藤凪を中心に、中村、佐藤久遠(1年)らが得点を重ねたが、点差は縮まらず、76-56と福岡大大濠の20点リードで最終第4Qに入った。福岡大大濠は榎木が立て続けに3Pを沈めるなど反撃を寄せ付けず。1年の白谷柱誠ジャックは14得点15リバウンドのダブルダブルだった。

 場内インタビューで片峯聡太ヘッドコーチは「大濠のバスケットの歴史の中で2連覇はありませんでした。気負わず失うものはない。ただ、大濠の歴史を作るんだという気概で頑張ってくれた。努力は裏切らない。ひたむきにバスケットに向き合い続けた3年生が成果を出してくれた。よく頑張ったと思います」と話し、「自慢の3年生です。本当によく頑張りました。ありがとう!」と結んだ。

 1年生としてダブルダブルで勝利に貢献した白谷は「最後なので思い切ってプレーしました。自分のシュートだけでなく周りの先輩が繋いでくれた。ディフェンスもチーム一丸でできた」「自分が自信を失ったときに3年生が支えてくれた」と感謝。「どの世代でもナンバーワンと言われるような、誰にも止められない選手になりたい」とした。

 2年生の本田は「めちゃくちゃうれしいという気持ちが大きい。今日は試合の入りから自分らしい思い切りいいプレーができたと思う」と嬉しそうに語った。

 ゲームキャプテンの榎木は「本当にこの1年間、全くうまくいかなくて、誰よりも努力することがチームの背中になると思っていて、うまくいかないときも努力を続けてきて、最後に実ってよかったです」と話した。

 18、19年の福岡第一(福岡)以来となる7校目の連覇を目指した福岡大大濠は、3年連続の決勝進出。昨年の決勝と同カードとなった前日の準決勝では、今夏のインターハイ王者・鳥取城北(鳥取)を69-66で退けた。秋の「U18日清食品トップリーグ2025」も制しており、今年の高校バスケ2冠となった。

 2年連続で4強入りした東山は、準決勝で福岡第一を72-58で撃破。2020年以来、5年ぶり3度目の決勝進出を果たした。1957年の創部以来、初の優勝が懸かっていた。

(THE ANSWER編集部)



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