体格、疲労蓄積、ライバル… 錦織敗退を英紙分析「グランドスラムでの限界」
長年の疲労蓄積により、グランドスラムを戦い抜く難易度が高くなっていると指摘
男子ツアーでは比較的小柄な体格を物ともせず、猛者を倒してきた錦織だが、記事では肉体的な不利はサービスに象徴されると指摘。さらに、故障などコンディションに苦しむ現状は、フィジカル的なダメージの蓄積が響いているとしている。
「(ここまで)ケイはライバルに対抗し続けなければいけなかったが、それがのし掛かってきている。度重なる故障を負っており、彼の脆さは大会を通じた高いレベルを維持することに対する苦心を意味している。特に、グランドスラムのレベルでは」
錦織は2014年の全米オープンで準優勝を果たし、16年のリオデジャネイロ五輪では銅メダルを獲得した。しかし、長年最前線で戦い続けてきた反動から、5セットマッチでハイレベルな相手を破らなければならないグランドスラムを戦い抜くことは難易度が高くなっているという。
グランドスラムの今季戦績は全豪オープンで4回戦、全仏オープンでは準々決勝、ウィンブルドンは3回戦で敗退となった。日本のテニス界を力強く牽引してきた錦織は、8月の全米オープンで海外メディアの厳しい声を払拭する活躍を見せられるだろうか。
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ジ・アンサー編集部●文