全日本フィギュア“涙の1枚”に海外メディア感激 「戦士のように――」りくりゅう完遂の瞬間
フィギュアスケートの2026年ミラノ・コルティナ五輪代表最終選考会を兼ねた全日本選手権が21日まで、東京・代々木第一体育館で行われた。20日のペアのショートプログラム(SP)で、三浦璃来・木原龍一組(木下グループ)が84.91点をマークして首位発進したが、演技前の6分間練習で三浦が左肩を脱臼するアクシデントが発生。21日に棄権を発表した。海外メディアは負傷しながらやり遂げた“りくりゅう”に感激している。

ペア・ショートプログラム
フィギュアスケートの2026年ミラノ・コルティナ五輪代表最終選考会を兼ねた全日本選手権が21日まで、東京・代々木第一体育館で行われた。20日のペアのショートプログラム(SP)で、三浦璃来・木原龍一組(木下グループ)が84.91点をマークして首位発進したが、演技前の6分間練習で三浦が左肩を脱臼するアクシデントが発生。21日に棄権を発表した。海外メディアは負傷しながらやり遂げた“りくりゅう”に感激している。
不安の残る状態でも、示したのは世界チャンピオンの貫録だった。スロージャンプで小さなミスはあったが、滑り切った。演技終了後、木原は三浦を抱くようにして左肩を支え、見つめ合った。
FODなどの中継に映っていた2人の絆が分かるシーン。ネット上の視聴者からは「思いやり超えて愛だなーって。尊いーーーってなってる」などの声が寄せられたが、海外メディアもこのシーンに感動していた。
ルーマニアのフロレンティナ・トーン記者が展開するスケート専門メディア「インサイド・スケーティング」は「リクはウォームアップ中にまた肩を脱臼したが、ショートプログラムを戦士のように戦い抜き――最後はリュウイチに慰められた、痛みがあるとき、感情が放出された」と記し、支え合う2人の写真を投稿した。
得点は国際連盟(ISU)非公認ながら、SP世界最高点となる84.91点。演技後はフリー出場の意思を示していたが、翌日の21日に棄権を発表した。
ペアの五輪出場枠は2。全日本優勝、2位の組、世界ランク最上位組(三浦・木原組)、国際連盟公認の今季ベスト最上位組(同)から総合的に判断して選出。“りくりゅう”の五輪代表入りは決定的となっている。
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