フィギュア壷井達也、現役引退を表明「ここで終わり」 昨季世界選手権代表の23歳、神戸大休学で目指したミラノ五輪届かず
フィギュアスケートの2026年ミラノ・コルティナ五輪代表最終選考会を兼ねた全日本選手権第2日が20日、東京・代々木第一体育館で行われた。男子フリーで昨季の世界選手権代表で23歳の壷井達也(シスメックス)は132.91点をマーク。合計207.43点とし、演技後は現役引退を表明した。

全日本選手権・男子フリー
フィギュアスケートの2026年ミラノ・コルティナ五輪代表最終選考会を兼ねた全日本選手権第2日が20日、東京・代々木第一体育館で行われた。男子フリーで昨季の世界選手権代表で23歳の壷井達也(シスメックス)は132.91点をマーク。合計207.43点とし、演技後は現役引退を表明した。
2026年ミラノ・コルティナ五輪を目指し、神戸大を休学して臨んだ勝負のシーズン。全日本で上位に入れず、夢舞台には届かなかった。
19日のショートプログラム(SP)は74.52点で10位発進。逆襲を期したこの日のフリーも不発で、演技後は涙。「ここで終わりでいいって本当に今、思っています。今シーズンで現役は引退させていただきます」と表明し、「今季の結果次第でと思って進んできた。来季につながる結果を残せなかったので」と話した。
結果的に最後の全日本となった今大会。「人生で初めて、心からスケートの試合を楽しめた。決していい演技ではなかったけれど、温かい拍手が嬉しかった」と振り返っていた。
来年は大学院に進む。「スケートに限らず人の運動制御全般に結構興味があるので。それを修士2年間はしっかり勉強して。自分が得た知識だったりスポーツ科学の分野だったりで、何かスケートに活かせることがあれば携わりたいなと思ってます」と展望を語った。
(THE ANSWER編集部)
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