米記者が公開

　米大リーグの勢力均衡を目的とした競争力税（CBT、通称：贅沢税）の基準となる各チームの年俸総額が19日（日本時間20日）、公開された。ドジャースが4億1734万1608ドル（約658億3900万円）でダントツ。基準を超えたことによる罰金が1億6937万5768ドル（約267億2000万円）となり、実に12球団の年俸総額より高額になることがわかった。

　米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者が自身のXに「ドジャースが記録的な税金を払う最終のCBT年俸総額」と記して一覧を公開。ドジャースはCBTの対象となる年俸総額が4億1734万1608ドル、基準額を超えたことによって課される贅沢税が1億6937万5768ドルでともにトップだった。

　年俸総額の2位はメッツの3億4667万456ドル（約546億9000万円）、課される贅沢税は9163万7501ドル（約144億5600万円）。3位ヤンキース、4位フィリーズまでが年俸総額で3億ドルを超え、5位にブルージェイズが続いた。

　同記者が「ドジャースの1億6930万ドルの贅沢税ペナルティは、12球団の年俸総額を上回っている」と記したように、19位のカージナルスの年俸総額が1億5354万4320ドル（約242億2300万円）。以下、12球団は年俸総額がドジャースが支払う贅沢税を下回る形となった。