WBO世界フライ級タイトルマッチ

　ボクシングのトリプル世界戦興行「U-NEXT BOXING.4」が17日、東京・両国国技館で行われた。WBO世界フライ級タイトルマッチでは王者アンソニー・オラスクアガ（米国、帝拳）が挑戦者の同級4位・桑原拓（大橋）に4回TKO勝ちで4度目の防衛に成功した。試合後、思わぬ帰宿手段がファンの注目を集めている。

　勝利の余韻に浸るオラスクアガ。電車内でチャンピオンベルトを手にし、つり革を握っている。周囲の乗客がいる中、リュックを背負い、リラックスした様子。意外な仕事帰りの光景だった。

　オラスクアガと前WBC＆IBF世界バンタム級統一王者の中谷潤人（M.T）の親友で、今回も来日していたエイドリアン・アルバラード（米国）が自身のインスタグラムのストーリーズ機能で実際の動画を公開。「防衛後に電車に乗る。謙虚な王子だ」と記していた。オラスクアガ自身もこの投稿を引用。ネット上の日本人ファンの間でも話題となった。

「総武線で草」
「遭遇したら二度見じゃ済まんよw」
「世界チャンピオン電車に乗るの！？」
「電車　出会いたかった～！」
「オラスクアガさん何してんのw」
「まじかよオラスクアガwwwそんな素敵な笑顔可愛い」
「え?!　これマジなの？　買い物袋みたいにベルトぶら下げて電車移動って」
「試合後電車に乗って帰る世界チャンピオンわろ」

　同興行のメインではWBA世界バンタム級団体内王座統一戦が行われ、正規王者・堤聖也（角海老宝石）が暫定王者ノニト・ドネア（フィリピン）に判定勝ちした。