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村上宗隆は「最大のミステリー」 交渉期限迫るも続く“沈黙” 米記者が明かす裏側

ヤクルトからポスティングシステムを利用しての大リーグ移籍を目指す村上宗隆内野手の動向に、米国でも注目が集まっている。ポスティング交渉期限が迫る中、出回っている情報が少ない現状に、米記者は「この市場における最大のミステリーだ」と語っている。

村上宗隆【写真:産経新聞社】
村上宗隆【写真:産経新聞社】

現地22日が交渉期限

 ヤクルトからポスティングシステムを利用しての大リーグ移籍を目指す村上宗隆内野手の動向に、米国でも注目が集まっている。ポスティング交渉期限が迫る中、出回っている情報が少ない現状に、米記者は「この市場における最大のミステリーだ」と語っている。

 野球専門ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」に出演した米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者は、「ムラカミの市場はどうなっているか。本当に興味を持っているチームはあるのか? 日本に戻る可能性は?」という視聴者からの質問に答えている。

 ローゼンタール記者は村上について「とてつもないパワーを持つ日本のコーナー内野手(一塁手と三塁手)だ。そして空振りの多い選手でもある」と紹介。続けて、村上のポスティングによる交渉期限が22日東部時間午後5時(日本時間23日午前7時)であることを伝えながら「彼の市場についてはあまり耳にしないだろう。しかし、それは市場がないという意味ではない」と語っている。

 続けて「昨日、ある球団幹部が私にこう言ったんだ。『彼のことはあまり聞かない。本当に(獲得の動きが)あるのか気になる』と」と動向を気にする関係者の存在を明かしたが、一方で「空振りの多さへの懸念はそれほど大きいのか?」と懸念材料も指摘している。

 それについて「確かにそうだが、同時に彼は25歳であるということ。今日のコラムでも書いたが、渡米時もっと若かったショウヘイ・オオタニは、実は日本での空振り率は彼より高かったんだ」と持論を展開したローゼンタール氏。「だから私は彼が日本に戻ることはないと思っている。45日間の交渉期間が終了するまでには契約すると思う」と予想している。

 村上のメジャー挑戦は間違いないとしながらも、出回る情報の少なさには「彼はこの市場における最大のミステリーであり続けている。なぜならどのチームが彼を狙っているのか、最終的にどうなるのか、契約金はいくらになるのか、どのチームが本当に興味を持っているのか、誰も知らないようだからだ」と困惑を隠せない様子。それでも最後は「しかし、次のシーズンにはメジャーリーグの球団に所属していると私は期待している選手だ」と太鼓判を押していた。

(THE ANSWER編集部)



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