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張本智和が悲願の初V!「いろいろ詰まって嬉しい」 4度目の決勝でついに年間王者に、香港の大声援に英語で感謝

卓球のWTTツアー上位選手が集うWTTファイナルズ香港は14日、香港で行われた。男子シングルス決勝で世界ランク5位の張本智和(トヨタ自動車)は、同4位のトルルス・モーレゴード(スウェーデン)を4-2で撃破。4度目の決勝で初めて勝利し、悲願のタイトルを手に入れた。

張本智和【写真:World Table Tennis提供】
張本智和【写真:World Table Tennis提供】

WTTファイナルズ香港

 卓球のWTTツアー上位選手が集うWTTファイナルズ香港は14日、香港で行われた。男子シングルス決勝で世界ランク5位の張本智和(トヨタ自動車)は、同4位のトルルス・モーレゴード(スウェーデン)を4-2で撃破。4度目の決勝で初めて勝利し、悲願のタイトルを手に入れた。

 過去3度、WTTファイナルズの決勝で敗れていた張本が、ついに壁を破った。「なんとしてでも4度目の正直、絶対に絶対に絶対に優勝したい。優勝するしかない」と闘志を高めて臨んだ決勝で、モーレゴードを撃破した。

 張本は第1ゲームを11-8で先取。しかし、第2ゲームは5-11で落とした。第3ゲームは接戦の末、11-9で奪取。第4ゲームはデュースとなり、10-12で奪われた。第5ゲームは先にゲームポイントを握られたが、14-12で逆転。第6ゲームも11-2で連取し、激闘を制した。

 優勝後に会場インタビューに応じた張本は「本当に嬉しい気持ちと信じられない気持ち、半分半分。でもやっぱり嬉しいほうが強いですかね。4回目ですし、なにより優勝も久しぶりなので、いろいろ詰まって嬉しいなと思います」とコメント。香港のファンに向け、英語で「Very very……Thank you very much everyone. Thank you!」と感謝し、大歓声を浴びた。

 11月30日~今月7日に中国・成都で開催された混合団体ワールドカップでは、日中関係悪化の影響か観客からブーイングを浴びるなど逆風にさらされたが、香港は違った。

 日本語で「頑張って」の声援が飛ぶほか、「ハリモト」コールも起きた。声援に背中を押され、この日の準決勝では世界2位の林詩棟(中国)をフルゲーム死闘の末に下した。世界1位・王楚欽(中国)が準決勝を棄権する波乱の展開の中、決勝でも躍動した。

(THE ANSWER編集部)



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