中国ファンから非礼も…張本智和が会場沸かせた行動 緊張関係の裏、日中選手の“本当の姿”とは
卓球のWTTツアー上位選手が集うWTTファイナルズが香港で開幕した。日中関係の緊張が影響し、先立って中国・成都で開催された卓球混合団体ワールドカップ(W杯)では観客の激しいブーイングを受けた張本智和(トヨタ自動車)は11日、男子シングルス1回戦でシモン・ゴジ(フランス)に4-2で勝利。その後中国語であいさつする場面もあった。中国メディアは日中選手の真の関係性を伝えている。

日中関係が卓球会場にも波及、張本の中国語が変えた空気
卓球のWTTツアー上位選手が集うWTTファイナルズが香港で開幕した。日中関係の緊張が影響し、先立って中国・成都で開催された卓球混合団体ワールドカップ(W杯)では観客の激しいブーイングを受けた張本智和(トヨタ自動車)は11日、男子シングルス1回戦でシモン・ゴジ(フランス)に4-2で勝利。その後中国語であいさつする場面もあった。中国メディアは日中選手の真の関係性を伝えている。
中国メディア「騰訊新聞」は「張本智和に久しぶりの笑顔!試合後の中国語にファンが歓声。試合後の取材に対しては樊振東にも触れる」という記事を掲載した。
日本選手とファンの間に緊張感が走ったW杯での状況を「張本智和はファンから激しいブーイングを浴びた。出場するたびにスタンドに大きなブーイングが巻き起こり、ほとんどの観客が彼の対戦相手に声援を送り、張本智和を応援する人はほとんどいなかった」と伝えたが、香港での状況は一変していた。
記事は「張本智和は心の準備はできていたかもしれないが、ブーイングの嵐は起こらず、あったとしても小さな範囲に限られていた。ゴジに勝利した後のインタビューで、張本智和はまず日本語で記者の質問に答えていたが、その後中国語や広東語であいさつするなど、観衆とコミュニケーションをとり、ファンからは大きな歓声があがった」と会場の様子を報じている。
張本はさらに、試合後に見せる喜びのパフォーマンスが、パリ五輪の男子シングルス金メダリスト、樊振東をまねたものであると明かし「対戦をいつも楽しみにしている」と口にしたという。
混合団体W杯の会場では、日本選手に対する執拗なブーイングや罵声が問題となったが、日中の選手は変わらずお互いを認め、好プレーを称える空気がある。
中国メディア「中華網新聞」は「孫穎莎が香港での大会前に日本の女子卓球選手と賑やかにお喋り」という記事を掲載。大藤沙月や早田ひなら日本人選手と、世界ランク1位の孫穎莎が楽しそうに過ごしていた場面を「他の選手たちが遠慮がちにあいさつなどする中、孫穎莎は大藤沙月や早田ひなといった日本の女子選手と身振り手振りを交え、時には体をひねるような仕草も見せながら楽しそうに過ごしていたのだ」と裏の様子を紹介している。
(THE ANSWER編集部)
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