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ボクシング界で悲劇 20歳の有望株が死去、なた持った襲撃者から家族を守り…海外報道

ボクシングでプロデビューを控えていた有望株ホスエ・ダビド・エルナンデスが、メキシコの自宅に侵入した男から4人の妹たちを守ろうとして山刀(長刀のなた)による襲撃で命を落とした。米専門メディア「ボクシングシーン.com」が「20歳のホスエ・ダビド・エルナンデスがデビューを前に山刀の襲撃から妹たちを守り、殺される」との見出しで複数の海外報道をまとめている。

ボクシングの有望株が命を落とす悲劇が起こった(画像はイメージ)
ボクシングの有望株が命を落とす悲劇が起こった(画像はイメージ)

プロデビューを控えていたメキシコの有望株

 ボクシングでプロデビューを控えていた有望株ホスエ・ダビド・エルナンデスが、メキシコの自宅に侵入した男から4人の妹たちを守ろうとして山刀(長刀のなた)による襲撃で命を落とした。米専門メディア「ボクシングシーン.com」が「20歳のホスエ・ダビド・エルナンデスがデビューを前に山刀の襲撃から妹たちを守り、殺される」との見出しで複数の海外報道をまとめている。

 英紙「ミラー」はエルナンデスがわずか20歳だったと報じ、アマチュアで成功を収めた後、2026年初頭のプロデビューに向けて準備を進めていたという。4人の妹たちとメキシコシティの家にいた際に男が侵入。妹の1人が襲われ、エルナンデスは山刀で武装した襲撃者から妹をかばおうと間に割って入った。家族を守るために致命傷を負ったエルナンデスは、その場で死亡が確認された。

 英紙「デイリー・スター」は、エルナンデスが「メキシコボクシング界の新星」と見なされていたと報じている。15歳で競技を始め、アマチュアの地域選手権で複数のタイトルを獲得。エリートプロとのスパーリングを経て、初めてグラブをはめてからわずか5年でプロ転向を決意していた。

 エルナンデスのトレーナーで元世界タイトル挑戦者であるタイタン・ロドリゲスは、この悲痛なニュースを受けて自身のSNSを更新した。ロドリゲスは、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥との試合を27日に控えるアラン・ピカソのトレーニングチームにも加わっている。

 投稿には「今日、あなた(エルナンデス)がもうここにいないという、打ちのめされるような悲痛な知らせで目を覚ました」「私の友人、私の兄弟、私のランニングパートナー。達成すべき夢がたくさんあった。私たちが全てを達成するために交わした多くの会話と、お互いへの全ての信頼」「私の心の一部はあなたと共に行く」などと綴られていた。

(THE ANSWER編集部)



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