「中国監督は顔面蒼白」 異様ムードの卓球日本戦、露呈した「致命的弱点」地元メディアが憂慮
中国・成都で行われている卓球の混合団体ワールドカップ(W杯)は6日、ステージ2で日本が開催国・中国と対戦。日中関係の悪化から超アウェーとなった一戦は、5-8で敗れた。中国は唯一無敗で準決勝へ。それでも現地メディアは「男子チームのパフォーマンスは憂慮すべきものだった」と伝えている。

卓球混合団体ワールドカップ
中国・成都で行われている卓球の混合団体ワールドカップ(W杯)は6日、ステージ2で日本が開催国・中国と対戦。日中関係の悪化から超アウェーとなった一戦は、5-8で敗れた。中国は唯一無敗で準決勝へ。それでも現地メディアは「男子チームのパフォーマンスは憂慮すべきものだった」と伝えている。
第5試合までもつれる激闘を制した中国。卓球王国としての意地を見せつけたが、男子シングルスでは松島輝空に梁靖崑が1-2、男子ダブルスでも王楚欽・林詩棟組が戸上隼輔・篠塚大登組に1-2とされるなど、男子は苦戦を強いられた。
中国メディア「新浪体育」は「中国男子卓球チーム窮地。日本との試合で致命的弱点が露呈。王皓監督も顔面蒼白」との見出しで記事を掲載。「中国女子チームは獲得すべきポイントを獲ったが、男子チームのパフォーマンスは憂慮すべきものだった」と厳しい目を向けた。
男子ダブルスについては「第3ゲームをなんとかとったものの、1-2の結果は中国チームへの警鐘であろう。世界の卓球界でダブルスの情勢には大きな変化が生じており、中国卓球の伝統的なダブルスの優位性は弱まっている」とした。
日本は5月の世界卓球ドーハ大会で、日本の男子ペアとして64年ぶりにダブルスで優勝を成し遂げた戸上・篠塚組や、18歳の松島らが台頭。同メディアは「実に驚くべきものがある」と警戒心を強め、危機感を露わにした。
「選手育成から戦術の準備、精神力からコート上での適応力まで、中国男子卓球は一連の危機に直面している。これは、ある選手のコンディションの良し悪しに止まる問題ではなく、チーム全体に対する警告のサインである」
28年ロサンゼルス五輪の新種目となる混合団体。3年後に向けて警鐘を鳴らし「今回、中国は8-5で日本に勝ったが、勝利の喜びによっても男子チームについて露呈した問題が隠されることはない」と、伝えていた。
(THE ANSWER編集部)
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