ボクシング界が騒然「馬鹿げている」 フルトン戦、前代未聞の展開に米記者怒り「何してんだ」
ボクシング界で“前代未聞の対応”に波紋が広がっている。WBC世界フェザー級王者のスティーブン・フルトン(米国)が5日(日本時間6日)、翌日に米テキサス州サンアントニオで予定されていたWBC世界スーパーフェザー級王者のオシャキー・フォスター(米国)戦の前日計量で2ポンド(0.9キロ)の体重超過。その後の展開に米記者は「何をしているんだ?」と不満が爆発している。

オシャキー・フォスターと対戦
ボクシング界で“前代未聞の対応”に波紋が広がっている。WBC世界フェザー級王者のスティーブン・フルトン(米国)が5日(日本時間6日)、翌日に米テキサス州サンアントニオで予定されていたWBC世界スーパーフェザー級王者のオシャキー・フォスター(米国)戦の前日計量で2ポンド(0.9キロ)の体重超過。その後の展開に米記者は「何をしているんだ?」と不満が爆発している。
フルトンは前日計量で132ポンド(約59.8キロ)。スーパーフェザー級のリミットである130ポンドには届かなかった。試合は中止されず、フォスターが勝利すれば王座防衛、フルトンが勝利してもWBC世界スーパーフェザー級王座は空位になるはずだった。
しかし、直後に急展開が待ち受けていた。米スポーツ専門局「ESPN」によると、WBCが計量後に介入し、試合を1階級上のWBC世界ライト級(135ポンド)暫定王座決定戦として認可したという。この前代未聞の対応には米記者からもXで不満の声が相次いだ。
米国の著名なボクシングジャーナリストのダン・ラファエル氏は「こんな馬鹿げた話があるか?」とWBCの決定に怒りが爆発。「フルトンの酷い体重超過が報われる形になっている。何をしているんだ?」とずさんな対応だと指摘している。
また米専門メディア「ボクシングシーン.com」のジェイク・ドノバン記者も「クール・ボーイが130ポンド級でオーバーしたのに、フォスター対フルトンがWBC暫定ライト級で試合するなんて、もう馬鹿げている」と呆れた様子で意見を寄せた。
米スポーツ専門局「ESPN」のマイク・コッピンガー記者は「つまり、確認させてくれ。フルトンは2ポンドオーバーしたからフォスターのスーパーフェザー級タイトルを争う資格がない。だからWBCはライト級暫定王者を争う試合を認可したってことか?」と異例の展開を未だに信じられない様子で伝えている。
(THE ANSWER編集部)
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