中国卓球界が日本に危機感のワケ「無視できない」 金6個でも…地元メディア「育成に問題」
卓球の世界ユース選手権が11月23~30日にルーマニアのクルジュ・ナポカで行われた。中国は6種目で金メダルを獲得したが、日本はエース級不在で3種目を制覇。中国メディアでは嘆きが漏れている。

11月の世界ユース選手権
卓球の世界ユース選手権が11月23~30日にルーマニアのクルジュ・ナポカで行われた。中国は6種目で金メダルを獲得したが、日本はエース級不在で3種目を制覇。中国メディアでは嘆きが漏れている。
U15とU19の選手が参加した世界ユース選手権。中国は6種目で金メダルと日本の3種目を上回ったが、中国メディアの卓球ネットは危機感を露わにしている。
日本は男子の松島輝空、女子の張本美和とU19の出場資格を持つエース級が不在。「中国は7つあるU19の種目で3つの金しか獲得できず、日本は2人のエースを欠きながら金を2個獲得した」と伝えた。
松島、張本は既にシニアで世界トップの中国人選手に勝った経験があり、「世界ユース選手権に出場してその実力を証明する必要がすでになくなっているのだ」と説明。「一方で中国卓球チームを見ると、若い世代でランキング、実績とも最も優れているのは林詩棟(男子)、蒯曼(女子)で、林詩棟は2005年生まれで松島輝空より2歳年長、蒯曼は2004年生まれで張本美和より4歳年長である。中国卓球では林詩棟、蒯曼より若い選手でトップレベルに到達している選手はいない」と続けた。
長く卓球界の頂点に君臨してきた中国だが、若い世代の台頭がないのが現状。「年代別の選手育成、若手選手の育成に問題があることは客観的な事実であり、これを無視することはできない」と結んでいる。
(THE ANSWER編集部)
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