大谷の入場曲は来季、どうなるか

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は今季、投打二刀流で活躍。打っては55本塁打、投げても14試合に登板するなど2年連続のワールドシリーズ制覇に貢献した。自身4度目のMVPにも輝いたが、打席での威圧感を演出するのが入場曲。「Feeling Good」の歌手マイケル・ブーブレは、意外な舞台裏を明かしていた。来季の入場曲はどうなるか、米メディアも注目している。

　米大手放送局「NBC」の番組「TODAY」公式YouTubeチャンネルの中で、「2年前にショックを受けたよ」と使われていることを知った当時の驚きを振り返り、「ドジャースが僕をショウヘイに紹介してくれたんだ」と対面した時のことも回想した。

「そこで『なんで僕の曲を選んだの？』って聞いたら、彼は妻の方を見てね。彼の妻（真美子さん）が選んだみたいなんだよ（笑）。それでも全然問題ないけどね（笑）」

　笑いながら明かしたブーブレのエピソードは10月の時点で話題になっていたが、米専門メディア「ドジャース・ネーション」公式Xが12月になってこの場面を紹介。来季は入場曲をどうするのかと注目していた。

　ブーブレはカナダ出身。地元ブルージェイズがドジャースとワールドシリーズを戦うことになった際、米国の名物コメンテーター、スティーブン・A・スミス氏の番組「スティーブン・A・スミス・ショー」のYouTubeチャンネルで「おそらく野球史上最高の選手であるオオタニが、打席に立つたびに私の歌を使ってくれることに、私は嬉しく思っている」と語りつつも、「でもそこで、私はカナダ人として、どうにかしてそれと向き合わなければならない。私の愛するブルージェイズが、今や私のヒーローと対戦するんだ。葛藤しているよ」と迷える心を表現していた。