元NPB右腕にメジャーから熱視線 “掘り出し物”予想を米メディア撤回「蓋を開けてみると…」
日本でもプレーし、韓国で大ブレイクを果たした右腕の大リーグ復帰が近づいているようだ。米メディアは、かつて日本ハムや楽天に所属し、2025年は韓国プロ野球(KBO)のハンファで大活躍を見せたコディ・ポンセ投手が移籍市場で注目されていると伝えている。

元日本ハム、楽天のコディ・ポンセ投手
日本でもプレーし、韓国で大ブレイクを果たした右腕の大リーグ復帰が近づいているようだ。米メディアは、かつて日本ハムや楽天に所属し、2025年は韓国プロ野球(KBO)のハンファで大活躍を見せたコディ・ポンセ投手が移籍市場で注目されていると伝えている。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は、「我々がMLBオフシーズンについて聞いていること:ピート・フェアバンクス、コディ・ポンセ、その他」という記事で31歳のポンセに注目。「韓国からの帰還:3000万~4000万ドルの男に?」という項目で紹介している。
記事では「ジ・アスレティックのエノ・サリス記者が先週、フリーエージェントにおける4人の潜在的な掘り出し選手について書いたとき、そのリストには、昨シーズンを韓国で過ごし、2021年以降メジャーリーグで登板していない右腕のコディ・ポンセが含まれていた」と、先週、同メディアが“掘り出し物”として紹介したことに言及した。
しかし「蓋を開けてみると、ポンセはチームが予想していたような掘り出し物ではないかもしれない」と見解を変更。業界筋の話として「彼は少なくとも3000万ドル(約46億円)、そしておそらく4000万ドル(約62億円)を超える3年契約を要求すると予想している」と伝えている。記事によればKBOから復帰した投手の過去最高額は、24年にホワイトソックス契約したエリック・フェッデの2年1500万ドル(約23億円)だという。
15年のドラフト2巡目(全体55位)で指名され、ブルワーズ傘下やパイレーツで21年までプレーしたポンセは、22年に日本ハムに移籍。22年8月にはソフトバンク戦でノーヒットノーランを達成したが2年間で7勝(10敗)。楽天に移籍した24年も3勝6敗、防御率6.72と、期待通りの成績をのこせず、オフには韓国に渡った。
しかしハンファに加入した25年は見違える活躍を見せる。29試合登板で17勝1敗、防御率1.89の成績を残し、最多勝、最高勝率、最多奪三振のタイトルを獲得。252奪三振はKBOシーズン新記録で、リーグMVPにも輝いた。記事では、サリス記者の談話として「2020年から2021年にかけてパイレーツで93マイル(約149キロ)だった球速は、ハンファでは2マイル(約3キロ)上がった」としている。
サリス記者は続けて「この球速アップは彼の変化球も向上させた。彼が最後にMLBにいたとき、それらの変化球は印象的ではなかった。彼の新しい球種は優れたスプリットで、他のどの変化球よりも多く投げていた。その結果、彼の奪三振率は、KBOの他のどの投手よりも優れていた」。MLBに復帰間近とされるポンセのアジアでの進化を伝えていた。
(THE ANSWER編集部)
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