ツール・ド・フランスの“肘打ち落車” 現役選手が擁護「あれは故意ではない」
記事は無謀なチェイシングの可能性を指摘「連鎖反応引き起こす結果に」
「カベンディッシュは(前方の)スペースが閉ざされようとしているのに入り込もうとした。そして、トラブルに巻き込まれた。スリップストリームで後続に追われていたため、連鎖反応を引き起こす結果をなった」と無謀なチェイシングの可能性と指摘した。
さらに、サガンについては「どんなスプリンターもするように自分のスペースを守った。バランスを保つために動いた。しかし、それはどのスプリンターも理解できる侵入禁止ゾーンとスペースを定義するためのものだった」とエルボーを擁護している。
ツール・ド・フランスでサガンの前に失格処分となったのはカベンディッシュの当時チームメートだった2010年のマーク・レンショー(オーストラリア)。執拗な頭突きを繰り返したことで失格処分となり、カベンディッシュの優勝も取り消された過去もあった。
レンショーの行為と比較し、「サガンは高速回転する車輪に従ったまで。どんなスプリンターもすることだ」と記事では主張している。
特集は加害者という立場で報じられているサガンを一貫して擁護。エルボーゲートは世界的に論議となった。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer