[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

デフ柔道・佐藤正樹「みなさんのおかげです」 銅メダルを掲げて笑顔 スポーツFUN PARKに登場

日本初開催となるデフリンピックが今月開幕。耳が聞こえない・聞こえにくいアスリートのためのスポーツの祭典は連日熱戦が繰り広げられている。競技会場となっている駒沢オリンピック公園の中央広場では、22日から「スポーツFUN PARK ~スポーツとサステナブルライフの祭典~」が開催され、初日はデフ柔道の佐藤正樹(ケイアイスター不動産)らがトークショーを行った。

登壇しメダルを掲げた佐藤正樹【写真:横田美咲】
登壇しメダルを掲げた佐藤正樹【写真:横田美咲】

スポーツFUN PARK ~スポーツとサステナブルライフの祭典~

 日本初開催となるデフリンピックが今月開幕。耳が聞こえない・聞こえにくいアスリートのためのスポーツの祭典は連日熱戦が繰り広げられている。競技会場となっている駒沢オリンピック公園の中央広場では、22日から「スポーツFUN PARK ~スポーツとサステナブルライフの祭典~」が開催され、初日はデフ柔道の佐藤正樹(ケイアイスター不動産)らがトークショーを行った。

 佐藤のほか、車いすテニスの田中愛美、ブラインドサッカーの若杉遥などがゲスト出演。柔道男子団体で銅メダルを獲得した佐藤は、「デフリンピックで3位をとることができました! みなさんの声援のおかげです」と、手話でファンに感謝しながらメダルを掲げた。

 5歳から柔道を始めたが、一時は競技を離れたことも。デフリンピックを目指したきっかけは、4年ぶりに競技復帰した2015年アジア太平洋ろう者競技大会での優勝だったというが、「半分は思い出作りのつもりで参加したら、優勝してしまって」と会場を笑わせる一幕もあった。

 会場では、デフスポーツだけでなく、パラスポーツも無料で体験できる。ブラインドサッカーを体験した親子は「はじめは怖かった。めっちゃ難しかった」と初めての見えない世界に苦戦。「楽しかった。実際にやっている選手はすごいと思う」とパラスポーツの魅力を実感した。海外からも多くの来場者が訪れ、車いすハンドボールを体験した台湾チームのスタッフは「特別な体験だった」と語った。イベントには「本当に素晴らしいと思う。どんな人でも競技が見られて、体験もできるのだから」と感銘を受けていた。

 デフリンピックは、1924年にパリで初開催され、今年で100周年を迎えた。日本では初開催となり、およそ3000人の選手や関係者が集結。全21競技が行われている。

「スポーツFUN PARK」は東京都が主催。24日までの3日間、アスリートとの交流やデフスポーツ・パラスポーツの体験などが楽しめる。手話対応可能なスタッフも多く配備され、老若男女、国籍を問わず、誰もが様々な体験ができる。隣接する会場で実施される東京2025デフリンピックの応援ブースが設けられているほか、様々なスポーツを体験できる「スポーツフェスタ2025 in 駒沢オリンピック公園」、エシカル消費を体感・体験できる「TOKYOエシカルマルシェ」も、同日同会場で開催されている。

(THE ANSWER編集部・横田 美咲 / Misa Yokota)



W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
oillio
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集