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那須川天心、初の世界戦へ前日計量一発クリア、井上拓真もパス フェースオフで28秒にらみ合い

ボクシングのWBC世界バンタム級(53.5キロ以下)1位・那須川天心(帝拳)と同級2位・井上拓真(大橋)が24日に、江東区のTOYOTA ARENA TOKYOで同級王座決定戦を行う。23日は都内で前日計量が行われ、両者ともに53.4キロでパスした。興行はAmazon プライム・ビデオで生配信。戦績は27歳の那須川が7勝(2KO)、29歳の井上が20勝(5KO)2敗。

前日計量をパスした那須川天心(左)と井上拓真【写真:山口比佐夫】
前日計量をパスした那須川天心(左)と井上拓真【写真:山口比佐夫】

WBC世界バンタム級王座決定戦

 ボクシングのWBC世界バンタム級(53.5キロ以下)1位・那須川天心(帝拳)と同級2位・井上拓真(大橋)が24日に、江東区のTOYOTA ARENA TOKYOで同級王座決定戦を行う。23日は都内で前日計量が行われ、両者ともに53.4キロでパスした。興行はAmazon プライム・ビデオで生配信。戦績は27歳の那須川が7勝(2KO)、29歳の井上が20勝(5KO)2敗。

 那須川は落ち着いた表情で計量台に乗った。クリアのアナウンスを聞くと祈るようなポーズを見せた。井上も引き締まった体を披露。両者は興行決定後、フェースオフで初めて目を合わせた。約28秒にらみ合い、握手をしてその場を離れた。

 那須川は格闘技戦績47戦全勝(キックボクシングは42戦)という華々しい実績を引っ提げて2023年にボクシングに転向。8戦目にして初の世界戦となる。前戦はWBA同級6位だったビクトル・サンティリャン(ドミニカ共和国)に判定勝ちしていた。

 対する井上は23年4月にWBA世界同級王座を獲得。翌24年にジェルウィン・アンカハス(フィリピン)に9回KO勝ち、石田匠(井岡)に判定勝ちを収め、2度の防衛に成功した。しかし、同10月に現WBA同級王者・堤聖也(角海老宝石)に敗れ、王座陥落。引退をするか悩んだ末に現役続行を選んだ。

 WBC同級王座は中谷潤人(M.T)が保持していたが、中谷がIBF同級王座とともに返上したことにより、空位となっている。この一戦の勝者には、WBCから特製の「侍ベルト」が贈られることが発表された。

(THE ANSWER編集部)



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