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クマの脅威に箱根駅伝どうなる?「安全確保を最優先に…」 陸上&ゴルフでは異例対応も

全国各地でクマの被害が報告される中、スポーツ界でも対応が迫られている。今月6日の東北高校駅伝は開催地・秋田市内で出没が相次いでいることから、ロードではなく、競技場のトラックで行う異例の事態に。23日号砲の全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝、宮城)も対応策を発表した。来年1月2、3日の新春のメガイベント、箱根駅伝はどうなるのか。主催の関東学生陸上競技連盟(関東学連)が見解を示した。

全国各地で報告されるクマ被害、箱根駅伝主催の関東学連が見解【写真:アフロ】
全国各地で報告されるクマ被害、箱根駅伝主催の関東学連が見解【写真:アフロ】

来年1月2、3日に第102回箱根駅伝

 全国各地でクマの被害が報告される中、スポーツ界でも対応が迫られている。今月6日の東北高校駅伝は開催地・秋田市内で出没が相次いでいることから、ロードではなく、競技場のトラックで行う異例の事態に。23日号砲の全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝、宮城)も対応策を発表した。来年1月2、3日の新春のメガイベント、箱根駅伝はどうなるのか。主催の関東学生陸上競技連盟(関東学連)が見解を示した。

 23日に宮城で行われるクイーンズ駅伝を主催する全日本実業団連合は17日、クマ対応策を発表。スタート直前やスタート後に、コースから半径100メートル以内に出没した場合は、影響のある区間以降は中止にするなどとしている。

 来年1月2、3日には毎年大きな注目を集める箱根駅伝が行われる。今年で102回目となる新春の風物詩。1月はクマの冬眠期にあたるが、環境の変化もあり、山を駆ける5、6区は他の区間よりも出没リスクが高いとみられる。

 現時点で箱根駅伝の具体的な対応策はあるのだろうか。主催の関東学連はTHE ANSWERの取材に、「関東学連としては、箱根町観光課と連携を取って対応しております。 現状は箱根町観光課からクマ出没は確認されていないとの情報を得ております。 今後も観光課・関係機関と情報共有を続け、安全確保を最優先に対応してまいります」とコメントした。

 今月6日の東北高校駅伝は開催地・秋田市内で出没が相次いでいることから、ロードではなく、競技場のトラックで行う異例の事態となり、出場を辞退する有力校もあった。7月には女子プロゴルフで、コース内のクマ目撃情報によって初日が中止、2日目以降が無観客開催となった。

 102回箱根駅伝には総合3連覇を狙う青山学院大、全日本大学駅伝を制した駒澤大、出雲駅伝優勝の国学院大など、オープン参加の関東学生連合を含めた合計21チームが出場する。

(THE ANSWER編集部)



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