衝撃17Kに「さすがの一言」 中日ドラ1中西にチーム内から相次ぐ称賛 捕手「ただ受けているだけ」
野球の明治神宮大会(神宮)は19日、大学の部決勝で青学大(東都大学)が立命大(関西5連盟第2)を4-0で破り、2年連続2度目の優勝を飾った。連覇は17年ぶり史上6校目の偉業。先発した中日ドラフト1位のエース・中西聖輝(4年)が衝撃の2安打17奪三振完封で有終の美を飾った。監督、捕手らからは手放しで賛辞の声が寄せられた。

大学の部決勝で立命大を撃破
野球の明治神宮大会(神宮)は19日、大学の部決勝で青学大(東都大学)が立命大(関西5連盟第2)を4-0で破り、2年連続2度目の優勝を飾った。連覇は17年ぶり史上6校目の偉業。先発した中日ドラフト1位のエース・中西聖輝(4年)が衝撃の2安打17奪三振完封で有終の美を飾った。監督、捕手らからは手放しで賛辞の声が寄せられた。
衝撃の127球だった。中西は1失点11奪三振完投した初戦(16日)の佛教大戦に続いて先発。140キロ台後半のストレートとフォークを決め球に、初戦先頭から4者連続三振を奪うなどエンジン全開で序盤は完全投球を続けた。4回2死から初めての走者を出し、7回2死で初ヒットを打たれたものの、8回1死で二塁打を打たれても連続三振でピンチ脱出。9回も3者連続三振で締めた。
1試合17奪三振は1997年の法大・矢野英司、2015年の立命大・桜井俊貴が記録した大会記録「18」に次ぐもの。それを決勝で記録したのだから、より凄まじい。場内インタビューで17奪三振について問われると「まあ、それは全力で投げた結果なので……はい、うれしいです」と照れくさそうに胸を張った。
捕手の渡部海(3年)は2021年夏に智辯和歌山高で中西とバッテリーを組んで甲子園を優勝している。最後の試合で再び日本一を達成。「本当にさすがの一言です」と敬意を向け、「初回から飛ばして、決め球もそうだけど、まっすぐ、フォーク、カーブすべてが良かったので、ただ受けているだけという感じ。本当にすごいピッチングでした」と絶賛した。
主将の藤原夏暉(4年)は「中西が何試合も何試合も頑張って投げてくれていたので、とにかく恩返しがしたかった」と振り返り、安藤監督も「人間的にもピッチャーとしても成長してくれた4年間だったと思います」と労った。
(THE ANSWER編集部)
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