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青学大、涙の史上6校目2連覇! 中日ドラ1中西が衝撃17K完封「いやあ、最高ですね」高校・大学で日本一締め【明治神宮大会】

野球の明治神宮大会(神宮)は19日、大学の部決勝で青学大(東都大学)が立命大(関西5連盟第2)を4-0で破り、2年連続2度目の優勝を飾った。連覇は法大(1976~77年)、東海大(1982~83年)、明大(1995~96年)、東亜大(2003~2004年)、東洋大(2007~2008年)以来、17年ぶり史上6校目の偉業。先発した中日ドラフト1位のエース・中西聖輝(4年)が衝撃の2安打17奪三振完封で有終の美を飾った。

優勝の瞬間、マウンド上の中西聖輝を囲むように歓喜する青学大ナイン【写真:羽鳥慶太】
優勝の瞬間、マウンド上の中西聖輝を囲むように歓喜する青学大ナイン【写真:羽鳥慶太】

大学の部決勝で立命大を撃破

 野球の明治神宮大会(神宮)は19日、大学の部決勝で青学大(東都大学)が立命大(関西5連盟第2)を4-0で破り、2年連続2度目の優勝を飾った。連覇は法大(1976~77年)、東海大(1982~83年)、明大(1995~96年)、東亜大(2003~2004年)、東洋大(2007~2008年)以来、17年ぶり史上6校目の偉業。先発した中日ドラフト1位のエース・中西聖輝(4年)が衝撃の2安打17奪三振完封で有終の美を飾った。

 先月のドラフト会議で中日から1位指名を受けた中西が、1失点11奪三振完投した初戦(16日)の佛教大戦に続いて先発。140キロ台後半のストレートとフォークを決め球に、初回先頭から4者連続三振を奪うなどエンジン全開で序盤は完全投球を続けた。

 4回2死から死球で初めての走者を出したが、無安打投球は継続。2012年の富士大・多和田真三郎以来、史上5人目のノーヒットノーラン達成も予感させた。7回2死から初ヒットを許したものの、得点は許さない。8回には1死から二塁打を打たれ、この試合初めて得点圏に走者を背負ったが、連続三振でピンチ脱出。雄叫びを上げ、9回も3者連続三振を奪った。大会最多の18奪三振にあと「1」に迫る奪三振ショーだった。

 打線は6回、立命大の先発・遠藤翔海(4年)を打ち崩し、先頭から連打。DeNAドラフト1位・小田康一郎が犠打で1死二、三塁とすると、中西とバッテリーを組む4番・渡部海(3年)に左越え3ランが飛び出し、均衡を破った。7回にはこの回から登板した来秋ドラフト候補左腕・有馬伽久(3年)から谷口勇人(3年)のタイムリーで追加点。中西を援護した。

 戦国・東都の6連覇に続き、秋の大学日本一を明治神宮大会連覇という快挙で飾った。試合後、安藤監督は涙した。

 中西と渡部は2021年夏に智弁和歌山高で甲子園Vをバッテリーとして経験しており、大学野球でも最後に2人で日本一を達成。それも当時のチームメート・角井翔一朗(4年)を擁する立命大を倒すというドラマチックな結末となった。

 場内インタビューに応じた中西は、声援を聞いて「いやあ、最高ですね」と歓喜。「立命大さんもかなり良い打線だったので、普段しない配球もして、自分もかなり試行錯誤した。その中で抑えることができて良かった。(17奪三振は)全力で投げた結果なのでうれしい」と喜んだ。

(THE ANSWER編集部)



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