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九州国際大付が秋の日本一! 明治神宮大会初V、“W注目株”二刀流1年生が11K&逸材スラッガー3打点の躍動

野球の明治神宮大会(神宮)は19日、高校の部決勝で九州国際大付(九州)が神戸国際大付(近畿)を11-1で破り、初優勝を飾った。

優勝し歓喜する九州国際大付【写真:羽鳥慶太】
優勝し歓喜する九州国際大付【写真:羽鳥慶太】

神戸国際大付に大勝 スーパー1年生・岩見が好投&ドラフト候補・牟禮が3打点

 野球の明治神宮大会(神宮)は19日、高校の部決勝で九州国際大付(九州)が神戸国際大付(近畿)を11-1で破り、初優勝を飾った。

 投打で圧倒し、秋の日本一に駆け上がった。初回、1死二塁から3番・吉田秀成(1年)のライト前タイムリーで先制。さらに相手のミスで2点が転がり込み、幸先良く3点を先取し主導権を握った。

 決勝のマウンドを託された二刀流のスーパー1年生左腕・岩見輝晟は初回1死満塁から自らの暴投で1点を失ったものの、最少失点で切り抜けた。以降は今大会5本塁打を放っている神戸国際大付打線をキレのある直球とスライダーを主体に抑え込んだ。

 打線は6回、1死から連打と四球で満塁とし、2死から8番・雪野陽真(1年)のタイムリー、来秋ドラフト候補の1番・牟禮翔(2年)の2点二塁打で3点を追加。8回にも雪野のタイムリー、牟禮の犠飛で2点を追加した。9回には上岡煌(2年)の2ランも飛び出し、10点差をつけた。

 岩見は9回2死まで投げ、5四死球を与えながら136球3安打11奪三振1失点の快投。最後のあとアウト1つはエースの渡邉流(2年)に譲り、そのまま逃げ切った九州国際大付。歓喜の輪を作り、マウンド付近でナインが天に指を突き上げて秋の日本一を喜んだ。

 就任2年目で日本一に導いた楠城祐介監督は「素晴らしい選手に恵まれて、感無量というような気持ちです」と感激の様子。「試合前も少し話をしたけど、こっちに来てから、超強豪校と対戦をさせてもらっている。常に試合中から学ばせてもらおうと臨んだ」と振り返った。

 岩見については「素晴らしいの一言。よくやってくれました。彼は一番(の良さ)はまっすぐの角度とスピード。今日もキレがあって、よくやってくれた」と労い、奮闘したナインに向けて「ありがとうの一言。感謝しています」と感謝の想いを述べた。

 この結果、来春センバツの「神宮大会枠」は九州地区に割り振られた。出場校の発表は来年1月30日。

(THE ANSWER編集部)



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