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桃田賢斗、いよいよ五輪レース初戦へ 厳しいマークにも「戦い方がわかってきた」

「プレッシャーがあるときの戦い方が分かって来た」と桃田は語った【写真:平野貴也】
「プレッシャーがあるときの戦い方が分かって来た」と桃田は語った【写真:平野貴也】

対戦相手からの厳しいマークにも…「接戦でも制することができている」

 桃田は今季、7大会を戦って優勝が4回、準優勝が1回。連戦で疲労と戦いながらも、安定した成績を残している。特に、ファイナルゲームまでもつれた試合は9勝2敗と、苦境をたくましく切り抜ける試合が目立っている。直近のアジア選手権でも決勝戦を含めて2度、ファイナルゲームを制して連覇を果たした。

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 どの大会でも優勝候補であり、対戦相手の研究対象となる。勝てば勝つほど、勝つことが難しくなる面もある。しかし、桃田は「プレッシャーがあるときの戦い方が分かって来た。接戦でも制することができているし、何回もくぐり抜けることができている。(疲労時の戦い方というより)メンタルの方が大きいと思う。保守的になっているときに『このままじゃダメだ』と思ってやれる。練習量も増えているし、追い込めているので、ここまでやって来たというものがある」と、難関をくぐり抜けた経験を、自信と次の試合の勝負強さに結びつけている。

 スディルマンカップは、国の威信をかけた戦いだ。個人戦とは異なるプレッシャーもかかる。その中で、初優勝に貢献できれば、桃田はさらに大きな自信と経験を得られる。五輪レースの初戦を日本の栄冠で飾り、最高のスタートを切りたいところだ。

(平野 貴也 / Takaya Hirano)


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