山本由伸を唯一、CY賞投票“トップ5外”にした記者が判明 代わりに選出した人物は…
米大リーグ機構(MLB)は12日(日本時間13日)、全米野球記者協会員(BBWAA)の投票によるサイ・ヤング賞を発表。ナ・リーグの最終候補3人に含まれていたドジャースの山本由伸は受賞を逃し、日本人メジャー選手初の快挙とはならなかった。BBWAA公式サイトで投票内訳が公表されており、30人の投票者で1人だけ、山本をトップ5外とした記者がいた。

サイ・ヤング賞の投票内訳が公表
米大リーグ機構(MLB)は12日(日本時間13日)、全米野球記者協会員(BBWAA)の投票によるサイ・ヤング賞を発表。ナ・リーグの最終候補3人に含まれていたドジャースの山本由伸は受賞を逃し、日本人メジャー選手初の快挙とはならなかった。BBWAA公式サイトで投票内訳が公表されており、30人の投票者で1人だけ、山本をトップ5外とした記者がいた。
ナ・リーグはパイレーツのポール・スキーンズが満票(210ポイント)で受賞。記者30人全員が2位票をフィリーズのクリストファー・サンチェスに投じた(120ポイント)。山本は3位票を16票、4位票を11票、5位票を2票獲得。合計72ポイントで、47ポイントのローガン・ウェブ(ジャイアンツ)、44ポイントのフレディ・ペラルタ(ブルワーズ)らを抑えて3位に入った。
サイ・ヤング賞は各球団の本拠地がある各都市から記者2人ずつが投票。それぞれが1位から5位までを選出するが、30人の中で1人だけ山本をトップ5に含めなかった記者がいた。奇しくもドジャースと同地区の宿敵であるジャイアンツの番記者、「サンフランシスコ・クロニクル」のスーザン・スラッサー氏だ。
同記者は1位スキーンズ、2位サンチェス、3位ウェブ、4位ペラルタ、そして5位にはフィリーズのヘスス・ルサルドを選んだ。ルサルドは今季15勝7敗、防御率3.92をマーク。183回2/3を投げ、山本を上回る216奪三振を記録している。サイ・ヤング賞投票では4位票1票、5位票3票の計5ポイントで7位だった。
山本は今季レギュラーシーズンで12勝8敗、防御率2.49、201奪三振をマークし、ポストシーズンを通じては5勝、防御率1.45と、エースとして大活躍。ワールドシリーズでは3登板で3勝を挙げ、シリーズMVPを受賞した。
記者投票は公式戦終了時で締め切られ、ポストシーズンの成績は対象外。ア・リーグはタリック・スクーバル(タイガース)が2年連続で受賞している。
(THE ANSWER編集部)
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