ド軍世界一なのに…「最悪の気分に」「やめて!」 ロハスが名場面を拒む理由「正直に言うよ」
米大リーグ・ドジャースのミゲル・ロハス内野手が、米メディア番組に出演。勝負の行方を左右したワールドシリーズ(WS)第7戦の守備シーンを振り返り「なんだか最悪の気分になる」と、意外な言葉を漏らしている。

WS第7戦、送球シーンを回想
米大リーグ・ドジャースのミゲル・ロハス内野手が、米メディア番組に出演。勝負の行方を左右したワールドシリーズ(WS)第7戦の守備シーンを振り返り「なんだか最悪の気分になる」と、意外な言葉を漏らしている。
ロハスは米スポーツ番組「クリス・ローズ・スポーツ」に出演。YouTubeチャンネルで内容が公開された。WS第7戦を振り返った中で、4-4の同点で迎えた9回裏1死満塁の場面でのシーンに脚光が当てられた。
ブルージェイズがサヨナラのチャンスを迎えたこの場面、バーショが放った強烈なゴロを二塁手のロハスが好捕し本塁へ送球。三走のカイナーファレファは懸命に走ったが、本塁でわずかの差でアウトとなった。
リプレー映像が流れると、ロハスは「お願いだからやめて。ストップ! このプレーは見たくないんだ」と顔を背けながら懇願。ローズ氏は困惑しながら「なぜ?」と問うと「これを見るとすごく不安になるんだ」と理由を明かした。
「正直に言うよ。これを見ると緊張するんだ。見られない。このプレーを見る度に胃がキリキリするんだ。このくらい(指で示して)ギリギリだったからね。かなり悪いプレーだった」
リプレー検証にもなったが判定はアウトのまま。勝敗を分けるプレーの1つとなった。「ゴロへの入り方が悪かった」「グラブに打球が収まったからラッキーだった。その後バランスを崩してしまったから、もう終わったと思った。バランスを崩した時には正直、心臓が止まるかと思った」と続けたロハス。プレーを振り返ると、改めて恐怖感に襲われていた。
「あの男(三塁ランナー)がもう1歩ベースから離れていたら、セーフになっていて我々はワールドシリーズで負けていたと思ってしまう。だからみんなに言っているのは、ホームランの映像や他のプレーの映像は何度でも見られるけど、あのプレーを見ると……理由はわからないけど、不安になるんだ。なんだか最悪の気分になる」
ロハスは今季レギュラーシーズンで114試合に出場。打率.262、7本塁打、27打点、OPS.715を記録した。ポストシーズンでは第6戦から先発。第7戦では9回にチームを救う劇的同点アーチを放つなど、攻守で活躍を見せた。
(THE ANSWER編集部)
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