山本由伸、さりげない敬意に喝采「まさにプロ」 視線集めた“日本式の振る舞い”
米大リーグのドジャースはブルージェイズとのワールドシリーズ(WS)を制し、2年連続世界一に輝いた。山本由伸投手は3登板で3勝を挙げWSのMVPを獲得。圧巻の投球だけでなく、注目が集まった試合中の表情や振る舞いを振り返る。

ワールドシリーズで大活躍
米大リーグのドジャースはブルージェイズとのワールドシリーズ(WS)を制し、2年連続世界一に輝いた。山本由伸投手は3登板で3勝を挙げWSのMVPを獲得。圧巻の投球だけでなく、注目が集まった試合中の表情や振る舞いを振り返る。
WS第2戦で、山本は9回1失点で完投勝利。ドジャースの攻撃中、山本が真剣な表情で見つめていたのは、1冊のノートだった。右手に握ったペンで何かを書いていた。
試合中のベンチでタブレット端末を手にする姿は、大谷翔平投手を始め多くのメジャーリーガーに見られるものの、山本のようにペンで何かをメモする選手は多くない。米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のMLB専門インスタグラムが「ヤマモトは試合中に手書きでメモをとっていた」などと伝えられると、米ファンからも「スポーツの世界であれ職場であれ、私のチームに欲しいのはこういうタイプの男だ」などの声が上がった。
対戦成績2勝3敗の崖っぷちで迎えた第6戦は、6回1失点でチームを勝利に導いた。3回にドジャースが先制すると、ベンチの山本はグラブをつけ、投球フォームを入念に確認していた。
「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる米投球分析家のロブ・フリードマン氏が「集中している」とXに実際の映像を公開。米ファンからは「まさにプロとしてのお手本」「これは執念だね、すごく好きだ」などのコメントが寄せられた。
中0日での運命の第7戦。9回のピンチから連投した山本は、延長11回まで投げ抜いて胴上げ投手に。11回は強打者ゲレーロJr.を打席に迎えた場面で、山本はキャップのつばに指を当てるジャスチャーを披露。相手打者に対する敬意を示した。
全米中継でも映っていたワンシーン。X上の米ファンからは「敬意を大切にする日本の文化が大好きだ」「ヤマモトは品格があるよ」と称賛が相次いだ。
山本がWSで投じたのは235球。伝説の余韻は、今も残っている。
(THE ANSWER編集部)
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