ジョン・モロシ記者、マリナーズの補強対象に続々日本人を挙げる

　米大リーグはこのオフも、日本からの挑戦者が話題に上っている。野手で村上宗隆内野手と岡本和真内野手がポスティングシステムを利用する見込みだ。米国ではすでに2人がどこの球団に入団するか話題を集めており、米専門局「MLBネットワーク」に出演したジョン・モロシ記者は「2人の非常に優秀な選手がやってくる」と紹介。さらに「覚えておいてくれ！」と第3の名前まで熱弁した。

　同局が8日（日本時間9日）、公式Xに公開した動画で、モロシ記者は今季ア・リーグ西地区で優勝したマリナーズの補強戦略について語っている。「国際マーケットを見てほしい。この冬、日本から2人の非常に優秀な選手がやってくる。カズマ・オカモトとムネタカ・ムラカミだ。2人ともコーナー内野手」と重要な補強対象と見ているようだ。

　さらに「ムラカミは左打者、オカモトは右打者だ。2人ともポスティングされることになるだろう。（村上が）2023年WBC準決勝で、素晴らしいサヨナラヒットを放ったのは周知の事実だ」と国際舞台での活躍も紹介している。

　岡本の比較対象として挙げているのは、ロッキーズなどで通算320発のスラッガー、ビニー・カスティーヤ内野手。「本当に優秀なコーナー内野手で、あらゆる方向にボールを飛ばすことができる」と絶賛した。さらに「ムラカミは典型的なパワーヒッターだ。ムラカミの方が若く、パワーがあるため、より高額で契約するだろうと予想している。両選手とも、非常に有利な複数年契約を結ぶだろう」と条件の高騰も予測している。

　ただ最後に「国際マーケットについてもう一つ。タツヤ・イマイがポスティングされる見込みだ。彼は大物投手になると思う。覚えておいてくれ！　タツヤ・イマイだ！　タツヤ・イマイ！」と熱弁。10日には西武が、今井達也投手のポスティングシステムを利用した大リーグ挑戦を認めると発表した。それぞれ、どの球団が獲得することになるだろうか。