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山本由伸、中0日登板の裏にあった1通のメッセージ 深夜に届き「投球出来ないか…」

米大リーグ・ドジャースの山本由伸投手は、ワールドシリーズ(WS)3登板で3勝を挙げ、MVPを獲得した。第7戦は“中0日”でリリーフ登板。実現に至った舞台裏を、ブランドン・ゴームズGMが米メディアのインタビューで明かした。

ドジャースの山本由伸【写真:ロイター】
ドジャースの山本由伸【写真:ロイター】

ゴームズGMが米メディアで言及

 米大リーグ・ドジャースの山本由伸投手は、ワールドシリーズ(WS)3登板で3勝を挙げ、MVPを獲得した。第7戦は“中0日”でリリーフ登板。実現に至った舞台裏を、ブランドン・ゴームズGMが米メディアのインタビューで明かした。

 山本は第2戦で9回1失点の完投勝利を収めると、第6戦も6回1失点の好投で勝利投手に。さらに連覇が懸かった第7戦でも、中0日での異例の連投。9回に迎えた満塁のピンチを脱すると、延長11回まで投げ抜き、胴上げ投手になった。

 米ニューヨーク州地元紙「ニューヨーク・ポスト」の公式YouTubeチャンネルは5日(日本時間6日)、ゴームズGMのインタビュー動画を公開。中0日でリリーフ登板に至った舞台裏に触れ、きっかけは第6戦後の深夜、アイアトン通訳から届いたテキストメッセージだったという。

「『彼(山本)は明日投球出来ないか模索している。だから、起用可能投手の中から除外しないでね。明日どうなるか見てみよう』ってね」

 山本は9回途中からマウンドへ。「出場するとは予想していなかったけれど、キャッチボールを始めて、100%の状態ではないけど大丈夫そうだったから登板できると言ってきたんだ。信じられなかったよ。前日と変わらないんだから。とてつもないことだ」と目を丸くしながら振り返った。

 中0日での快投でワールドシリーズMVPも掴んだ山本。シリーズ3勝は2001年のランディ・ジョンソン以来の快挙だった。「今後二度と見られないかもしれない。投げると手を挙げたことだけでもコーチ陣や選手たちから絶大な敬意を受けていたよ」とゴームズGM。漢気あふれた登板を手放しで称えた。

(THE ANSWER編集部)



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