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3人→過去最多7人、女子ハンド「おりひめJAPAN」に海外組急増 指揮官「さらに増えてほしい」【世界選手権】

日本ハンドボール協会は7日、女子世界選手権(26日開幕)に臨む日本代表「おりひめジャパン」のメンバー18人を発表した。司令塔のCB相沢菜月(26=チューリンガーHC)ら海外組は過去最多の7人。今年6月に就任し、今大会が初陣になるモーテン・ソウバク監督(61)は「レベルが高い欧州でプレーする選手は日本代表にとっても重要。今後はさらに増えてほしい」と選手の海外挑戦を奨励した。

ハンドボール女子世界選手権に臨む日本代表メンバーを発表するモーテン・ソウバク監督(右)。左は新井翔太コーチ【写真:編集部】
ハンドボール女子世界選手権に臨む日本代表メンバーを発表するモーテン・ソウバク監督(右)。左は新井翔太コーチ【写真:編集部】

26日開幕の世界選手権代表18人を発表

 日本ハンドボール協会は7日、女子世界選手権(26日開幕)に臨む日本代表「おりひめジャパン」のメンバー18人を発表した。司令塔のCB相沢菜月(26=チューリンガーHC)ら海外組は過去最多の7人。今年6月に就任し、今大会が初陣になるモーテン・ソウバク監督(61)は「レベルが高い欧州でプレーする選手は日本代表にとっても重要。今後はさらに増えてほしい」と選手の海外挑戦を奨励した。

 発表された資料に、ずらりとローマ字が並んだ。相沢らドイツ組にフランス、ノルウェーと選手たちは強豪リーグに所属。18人中7人だから半分にも満たないが、昨年のパリ五輪予選の時は3人だったから急増したといってもいい。

「バスケットボールなら優秀な選手はアメリカに集まる。ハンドボールはサッカーと同じくヨーロッパに集まる。特にドイツやフランスなどのクラブには世界中のトップ選手がいるから、リーグのレベルも高い。そこでの経験はチームにとっても大切になる」とソウバク監督。「個人のレベルアップは不可欠」と話す。

 2季目を迎えるリーグHについても課題を口にする。「レベル的にヨーロッパと比べると下。働きながらプレーをする選手も多く、練習にさける時間も限られる」。男子日本代表のトニー・ジローナ監督とも同じ考え。「もちろん、彼とも話をしている。男女の違いはあってもリーグ(の課題)は同じなので。リーグ戦だけだと試合数が少ないことも問題だ」と話した。

 6月の就任以来、まだ5か月。リーグHの試合は視察する一方で、海外組にも目を配る。パリ五輪予選など就任前の試合をチェック。10月にはポルトガルに欧州でプレーする選手を集めて合宿も行った。その結果、欧州トップクラブに所属するほとんどの選手を招集。「彼女たちのパフォーマンスを楽しみにしている」と期待した。

 最大の目標は28年ロサンゼルス五輪出場。1976年モントリオール大会以来52年ぶりの予選突破に向けて「今は結果よりも過程が重要」。1次リーグはデンマーク、ルーマニア、クロアチアと欧州の強豪3か国と同組で「厳しいグループ」だけに「まずは(2位以内で)メインラウンド(2次リーグ)に進みたい。具体的な順位の目標はないが、今後につながる試合がしたい」と初陣に意欲をみせた。

 日本代表は9日からの国内最終合宿の後、15日から欧州組が合流してフランスで合宿。27日(日本時間)にロッテルダム(オランダ)で1次リーグ初戦(対デンマーク)に臨む。(荻島弘一)

(THE ANSWER編集部)


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