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山本由伸は「人間じゃない」 WS第7戦ブルペンの裏側 同僚が衝撃受けた1球「ギャングスターだ」

米大リーグ・ドジャースの山本由伸投手が、ブルージェイズとのワールドシリーズ(WS)で歴史的な活躍を見せた。WSで3勝を挙げ、チームを球団史上初の連覇に導きMVPを獲得。特に10月31日(日本時間11月1日)の第6戦に先発し、6回1失点で勝利した後、中0日で迎えた第7戦でも最後の8アウトを取る救援登板を果たし、勝ち投手になったことは同僚にも大きな衝撃を与えた。

ドジャースの山本由伸【写真:ロイター】
ドジャースの山本由伸【写真:ロイター】

ワールドシリーズ

 米大リーグ・ドジャースの山本由伸投手が、ブルージェイズとのワールドシリーズ(WS)で歴史的な活躍を見せた。WSで3勝を挙げ、チームを球団史上初の連覇に導きMVPを獲得。特に10月31日(日本時間11月1日)の第6戦に先発し、6回1失点で勝利した後、中0日で迎えた第7戦でも最後の8アウトを取る救援登板を果たし、勝ち投手になったことは同僚にも大きな衝撃を与えた。

 米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は「ギャングスター。ガッツィー(勇気ある)。グレートネス(偉大さ)。ヨシノブ・ヤマモトが球史に残るワールドシリーズを著述する」との見出しで記事を掲載。タイラー・ケプナー記者の署名記事で、山本の中0日での歴史的熱投を振り返る同僚たちの声を紹介している。

 アンドリュー・フリードマン編成本部長は、第7戦の登板可能性について「昨夜ヤマが今日の準備のために治療を受けているとテキストを受け取った」「私はそれをある種せせら笑った」と、当初は懐疑的だったことを告白。しかし、前夜と同じ球威を維持していたことについて「彼が前夜と同じ球を持っていたことは、私がメジャーリーグのフィールドでこれまで見た中で、本当に最も偉大な功績だ」と絶賛した。

 クレイトン・カーショー投手も「あれはおそらく、これまでどんな男がやったことよりも最もガッツがあり、胆力のあることだ」「私は中0日の休養で投げたことはない」と驚愕。救援左腕のジャック・ドレイヤー投手は、「まさにギャングスターだ。初球に93マイル(約149.7キロ)のスプリットを投げた時は『人間じゃない』と思ったよ。あんなことができるなんて本当に信じられない」と振り返った。

 怪我でロースター外となっていた救援右腕のエバン・フィリップス投手は「信じられなかった。彼が歩いて降りてきたことに驚いたし、ウォーミングアップを始めた時も驚いた。彼は数イニング前から始めていたんだ。調子が上がるまでに時間がかかるからね。試合に出場した時はあ然としたよ。そこでの彼の活躍にはさらに感銘を受けた。これはかつて見たことがない出来事さ」と舌を巻いた。

 フレディ・フリーマン内野手も「正直なところ、彼がウォームアップしていることさえ驚いた」と述べ、「彼がジョギングで(マウンドに)入ってきたとき、私はドク(ロバーツ監督)を見て言ったんだ。『ヨシ、彼はドッグ(猛犬=タフな奴)だ』とね」と明かした。フリーマンはWSでの奮闘を称え、「彼があのMVPトロフィーを持ち上げられなかったのには理由がある。できなかったんだと思うよ」と語った。

(THE ANSWER編集部)


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