「バムガーナーは2日休んだが…」 山本由伸、異常だったWS 米敏腕記者「中0日は全く別の話」
米大リーグのワールドシリーズ(WS)で3勝を挙げ、MVPに輝いたドジャース・山本由伸投手への称賛が止まらない。敏腕で知られる米記者は、出演した番組で過去の伝説的パフォーマンスと比較しながら山本の異常さを強調。「彼がやったことをできる投手は他に見つからない」とまで断言している。

ワールドシリーズMVPの大活躍
米大リーグのワールドシリーズ(WS)で3勝を挙げ、MVPに輝いたドジャース・山本由伸投手への称賛が止まらない。敏腕で知られる米記者は、出演した番組で過去の伝説的パフォーマンスと比較しながら山本の異常さを強調。「彼がやったことをできる投手は他に見つからない」とまで断言している。
山本はWS第2戦で9回1失点の完投勝利。第6戦でも6回1失点で勝利投手になると、第7戦は大ピンチの9回から連投。延長11回まで投げ抜いて胴上げ投手になった。シリーズ3勝で堂々のMVP。17回2/3を投げ、防御率は1.02だった。米スポーツ専門局「ESPN」のジェフ・パッサン記者は、ジム・ローム氏が司会を務めるラジオ番組に出演し、山本のパフォーマンスを絶賛した。
まず比較したのが、2001年のWSでダイヤモンドバックスの初優勝に貢献した通算303勝左腕のランディ・ジョンソン。サイ・ヤング賞5度の大投手も、第2戦で9回無失点の完封勝利、第6戦で7回2失点で勝ち投手になった後、第7戦で1回1/3を無失点に抑えてMVPに輝いている。パッサン記者は「直接並ぶ例」「今世紀の素晴らしいWS候補」として、山本と並べている。
同氏が続けて名前を挙げたのが、2014年にジャイアンツを優勝に導いたマディソン・バムガーナー。通算134勝を挙げている36歳の左腕はこの年、WSで3試合に登板し、2勝0敗1セーブ。山本を上回る21イニング、防御率0.43をマークし、文句なしのMVPに選ばれた。第1戦で7回1失点、第5戦で9回完封勝利をした後、第7戦で救援登板。5イニングを無失点に抑えてセーブを挙げた活躍は語り草だ。
しかし、パッサン記者は「バムガーナーは2日休んで第7戦の最終5イニングを投げたが、中0日ではない。中0日で投げるのは全く別の話だ」と山本との違いを強調。「だからヤマモトを見ると、今の世界で彼がやったことをできる投手が他にいるか考えてしまう。だが、別の投手は見つからないんだ。それがこの活躍を驚くべきものにしている。彼は文字通り本当にユニークな存在だ」と力を込めた。
(THE ANSWER編集部)
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