大谷MVP争いに1つの懸念「慣れないで」 シュワーバー&ソトとの比較「3人の重量打者。1人は…」
米大リーグは3日(日本時間4日)、各種アワードの最終候補を発表した。ナ・リーグのMVPではドジャースの大谷翔平投手、フィリーズのカイル・シュワーバー外野手、メッツのフアン・ソト外野手の3人が選出。大谷は受賞なら4度目だ。米専門局「MLBネットワーク」は候補を紹介する中で、大谷の特異さを強調した。

ナ・リーグMVPの最終候補3人が決定
米大リーグは3日(日本時間4日)、各種アワードの最終候補を発表した。ナ・リーグのMVPではドジャースの大谷翔平投手、フィリーズのカイル・シュワーバー外野手、メッツのフアン・ソト外野手の3人が選出。大谷は受賞なら4度目だ。米専門局「MLBネットワーク」は候補を紹介する中で、大谷の特異さを強調した。
大谷は4度目のMVP獲得となれば、バリー・ボンズ以来の史上2人目の快挙。ライバルとなるシュワーバーは本塁打と打点でリーグトップに立ち、ソトはキャリアハイの43本塁打、38盗塁を記録し、盗塁王に輝いた。同局の番組に出演したベテラン記者のトム・ベルドゥチ氏は「3人の重量打者。でも1人はユニコーンです」と、大谷の二刀流を特別視した。
同氏は打撃と投球の両方をエリートレベルでこなす大谷のスキルセットは「これまで見たことがなく、これからも見ることがないようなもの」と絶賛。「クレイジーなことを皆さんにお示ししましょう」として、ポストシーズンを含めた今季、初速100マイル(約160.9キロ)以上の打球数がメジャートップであることを紹介した。さらに、100マイル以上の投球数でも3位に立っていると伝えた。
「これは本来ありえないことです。最も速い打球を打っている選手が、最も速いボールを投げている。それもエリートレベルで」と強調した同氏。5年間で4度以上のMVPとなれば、他の北米4大スポーツを含めても4人しか達成していない偉業だとし、「投票疲れがないことを願います。皆さん。これに慣れないでください」と訴えた。大谷が突き抜けた存在ゆえの懸念を抱いているようだ。
メジャー通算1109安打のクリス・ヤング氏も「彼は『まだ何を成し遂げていないのか?』と考える領域に達しています。去年、彼はすでに50-50を達成しました。そして今年は、防御率3点台未満で55本塁打を打ち、前年の54本塁打という自身の記録を更新しました」と毎年のように様々な記録を更新する大谷に賛辞を並べた。
「オオタニが同じリーグにいる中で、他の選手がこの賞を受賞するためには何をしなければならないでしょうか。60-60でもやるのでしょうか?」と大谷がいる中で他の選手がMVPを獲得するためのハードルの高さを指摘。「『彼がまだ達成していないことは何か』ということが興味深いです」とさらなる前人未到の偉業を期待していた。
(THE ANSWER編集部)
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