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アイスダンス“いくこう”V ミラノ五輪へ望み 「ドテっと」転倒も熱演、島田「つかみにいく」

フィギュアスケートの全日本選手権(12月19日開幕、東京・国立代々木競技場)のアイスダンス予選会が2日、滋賀・木下カンセーアイスアリーナで行われた。5月にカップルを結成した櫛田育良(木下アカデミー)島田高志郎(木下グループ)組は、フリーで92.02点をマークし合計159.21点で優勝。2026年ミラノ・コルティナ五輪出場に望みをつないだ。

全日本選手権のアイスダンス予選会で優勝した櫛田育良(左)と島田高志郎【写真:中戸川知世】
全日本選手権のアイスダンス予選会で優勝した櫛田育良(左)と島田高志郎【写真:中戸川知世】

全日本選手権予選会

 フィギュアスケートの全日本選手権(12月19日開幕、東京・国立代々木競技場)のアイスダンス予選会が2日、滋賀・木下カンセーアイスアリーナで行われた。5月にカップルを結成した櫛田育良(木下アカデミー)島田高志郎(木下グループ)組は、フリーで92.02点をマークし合計159.21点で優勝。2026年ミラノ・コルティナ五輪出場に望みをつないだ。

 序盤で転倒する大アクシデントで会場が悲鳴に包まれたが、櫛田と島田の“いくこう”がフリーを熱演した。

「練習でもないような転倒。壁が近いなと思っていたら、ドテっといった」と苦笑いで振り返った島田だが、その後は立て直して大歓声を浴びた。

 日本はアイスダンスの五輪個人枠はないが、出場が確実な団体戦でのアイスダンス出場は可能。日本スケート連盟は、今大会でRDとフリーの技術点の合計85点をクリアした最上位カップルを、12月上旬のゴールデンスピンに派遣する。

 五輪出場には、国際スケート連盟公認大会でも技術点合計85点が必要。日本代表の選考対象になるためにはゴールデンスピンがラストチャンスとなるが、“いくこう”は今大会の技術点合計が90.39点で基準点を上回り、26年五輪に望みをつないだ。

 アイスダンスの五輪代表は全日本選手権2位以内や世界ランク、今季ベストスコアを総合的に判断して選出。“いくこう”がゴールデンスピンでも技術点合計85点をクリアすれば、昨年の全日本を制した吉田唄菜・森田真沙也組(木下アカデミー)と一騎打ちとなる。

 五輪について櫛田は「今、素直に言うと何も考えていない」と自然体だが、島田は「チャンスがあればつかみにいく。しっかり目指して、目指してチャンスをつかんでいければ」と闘志十分。5月のカップル結成から約半年。“いくこう”が五輪ロードを全力で駆け抜ける。

(THE ANSWER編集部・杉本 亮輔 / Ryosuke Sugimoto)


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