ブレーブス「ブルーパー」の求めに応じ、サインを書いたボードの正体は…

　334億円を騙し取られた!?　パドレスのマニー・マチャド内野手が敵軍マスコットの求めに応じ、ボードにサインしたところ、その裏にあったものは……。昨オフ10年総額3億ドル（約334億円）で契約した名三塁手がハマった決定的瞬間をMLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」が公開し、米ファンに「賢いね」「これは面白い」「なんでこんなに笑っちゃうのか」など笑撃が走っている。

　334億円男がまさかの罠にハマった。1日（日本時間2日）、対戦相手のブレーブスのマスコット、ブルーパーが1枚のボードを手にマチャドのもとに歩み寄ってきた。そこには選手たちのサインが書かれている。ジェスチャーでねだられ、「俺のも欲しいの？　OK」といった仕草を見せ、気軽に応じたマチャド。ただ「ここに書いて」と指定された場所に不自然な枠ができているが……。

　ペンを走らせ、サインを書き終えるとサムアップを見せたマチャド。ただ、ブルーパーが何やら不自然な動きを始める。そして、ボードをベリベリと剥がすと驚きの光景が……。「＄300,000,000」と記されたブルーパー宛ての小切手になっており、枠内に書いたマチャドのサインが残っている。ブルーパーに昨オフ契約した3億ドルをあげることに同意したことになってしまったのだ。

　してやられたマチャドは脱帽し、「なんてことだ」と驚きの表情だ。逆にブルーパーは一目散に走り、大金を持ち逃げしたのだった。「畜ペン」の愛称で知られるヤクルトのつば九郎もびっくりのいたずら。なんとも米国っぽい場外戦の一部始終を「Cut4」公式インスタグラムは「ブルーパーがあの大金を確保した」と動画付きで公開。目の当たりにした米ファンも笑いが走っている。

「賢いね」「これは面白い」「なんでこんなに笑っちゃうのかわからない」「よくやった、ブルーパー！」「お見事」「大好きなマスコット」などと続々反響。しかし、マチャドも黙ってはいなかった。2日（日本時間3日）に行われた試合前、ブルーパーの隙を突き、小切手の奪還に成功。そのまま自軍ベンチ裏に逃げ込んだ様子を「Cut4」が伝えており、334億円は守り切ったようだ。