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勝つたびに歴史を変えるフェデラー、初戦突破の裏で達成した“2つの偉業”とは

テニス男子シングルス世界ランク5位のロジャー・フェデラー(スイス)が、ウィンブルドン1回戦で同84位のアレクサンドル・ドルゴポロフ(ウクライナ)と対戦。1-0で迎えた第2セットの3-0の時点でドルゴポロフが右足首の故障で棄権し、15年連続で初戦突破。この白星の裏では、ある“2つの偉業”を達成した。ATP公式サイトは「フェデラーがウィンブルドンで節目の1日を享受する」と報じている。

全英15年連続初戦突破、大会単独最多85勝&サービスエース通算1万本の金字塔

 テニス男子シングルス世界ランク5位のロジャー・フェデラー(スイス)が、ウィンブルドン1回戦で同84位のアレクサンドル・ドルゴポロフ(ウクライナ)と対戦。1-0で迎えた第2セットの3-0の時点でドルゴポロフが右足首の故障で棄権し、15年連続で初戦突破。この白星の裏では、ある“2つの偉業”を達成した。ATP公式サイトは「フェデラーがウィンブルドンで節目の1日を享受する」と報じている。

 第2セットの第4ゲーム、ドルゴポロフは痛めた右足首を引きずるようにネットへと歩み寄った。

「故障が理由で棄権になります」

 センターコートにアナウンスが鳴り響くと、わずか42分でフェデラーのプレーが見納めになってしまった観衆からどよめきが沸き起こった。初戦勝利の決まったフェデラーは、少し複雑な表情を浮かべながらドルゴポロフと握手を交わし、背中に手を回して負傷を労わった。

 勝利こそ思わぬ形となったが、フェデラーのテニスに隙はなかった。

 試合前の時点で元世界ランク1位ジミー・コナーズ(米国)の持つウィンブルドン通算84勝で並んでいたが、ドルゴポロフ戦の白星で85勝に伸ばし、歴代単独トップに浮上。さらに、この日はサーブも冴えわたり、エースを10本マークして、ATPが記録を開始した1991年以降では史上3人目となるサービスエース通算1万本に到達したという。

 大会公式ツイッターも通算1万本目のサービスエースの瞬間を動画付きで報じている。

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