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ド軍救った「誰も見た記憶ない」珍プレー “事件現場”が物語る奇跡の確率「見ればわかる」

米大リーグのドジャースは10月31日(日本時間11月1日)、敵地カナダ・トロントで行われたブルージェイズとのワールドシリーズ(WS)第6戦を3-1で制し、通算3勝3敗のタイに戻した。9回には、球場のクラブハウス職員ですら見たことがないという珍事が発生。結果的にドジャースを救うことになった“事件現場”の写真をカナダ放送局の記者が共有し、その珍しさを強調している。

WS第6戦を3-1で制したドジャースの選手たち【写真:ロイター】
WS第6戦を3-1で制したドジャースの選手たち【写真:ロイター】

ワールドシリーズ第6戦

 米大リーグのドジャースは10月31日(日本時間11月1日)、敵地カナダ・トロントで行われたブルージェイズとのワールドシリーズ(WS)第6戦を3-1で制し、通算3勝3敗のタイに戻した。9回には、球場のクラブハウス職員ですら見たことがないという珍事が発生。結果的にドジャースを救うことになった“事件現場”の写真をカナダ放送局の記者が共有し、その珍しさを強調している。

 3-1とドジャース2点リードで迎えた9回無死一塁の場面。8回からマウンドに上がっていた佐々木の高めの速球が、7番バーガーに捉えられた。センター左に飛んだ打球を中堅手のディーンが追うが届かず。フェンスに当たって跳ね返ったところを処理しようと待ち構えたが、ボールはフェンスと地面の隙間にスッポリ挟まって止まってしまった。ディーンは両手を挙げ、ボールデッドをアピールした。

 その間に一塁走者のストロー、打者走者のバーガーも一気にホームまで帰ってきたが、審判はボールデッドを宣告。ブルージェイズ側がリプレー検証を求めるも判定は覆らず、無死二、三塁から再開となった。ここでドジャースは佐々木からグラスノ―にスイッチ。一飛で1死目を奪うと、左直の間に飛び出した二塁走者を二塁で刺し、まさかのダブルプレーで辛くも逃げ切った。

 試合後、カナダ放送局「スポーツネット」のアルデン・ズウェリング記者は“事件現場”となったフェンスと地面の境目の写真を自身のXに投稿。一見ボールが挟まる隙間はないように見える。同記者は「ブルージェイズのクラブハウスにいる人は誰も、アディソン・バーガーがやったようにボールがフェンスの下に挟まるところを見た記憶がない。これを見ればそれがなぜかわかるだろう」と記し、奇跡的な確率だったことを強調した。

(THE ANSWER編集部)

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