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錦織、ウィンブルドン優勝の可能性 米メディアも言及「アジア最大の希望」

「高速でもパワフルでもないサービスは、男子の芝の試合では大きな不利益」

 そして今、アジアのテニス界は“錦織時代”だ。

 記事では、「すべての東洋のテニスファンの期待は、ケイ・ニシコリの双肩にほとんど課せられることになる」との見方をしている。ただ、その一方で優勝に向けた高いハードルも存在するという。

「世界9位の日本のスターはポテンシャルを持っているが、芝がお気に入りのサーフェスではないことは明確だ」

FOXスポーツは、グランドスラム唯一の芝コートで錦織がこれまで成功を収められていないデータを示している。全米オープンでは2014年大会に決勝でマリン・チリッチ(クロアチア)に敗れたものの準優勝を飾り、全豪オープンでは準々決勝に3度、全仏オープンでも2度進出している実績と比較。「ウィンブルドンではいまだ、彼の最高成績は4回戦。過去2大会は怪我で棄権を強いられている」と鬼門ぶりと指摘している。

さらに、記事では「素早いグラウンドストロークと堅実なバックハンド」という武器を誇る錦織が芝のコートで苦しむ理由について、「そこまで高速でもパワフルでもないサービス。男子の芝の試合では大きな不利益となっている」と分析している。

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