シュワーバーMVP投票は「惨事だ」「選手会が大谷をリスト外に…違いない」 嘆く元MLB戦士の推測
米大リーグの選手間投票で選ぶナ・リーグ最優秀選手賞に、フィリーズのカイル・シュワーバー外野手が選ばれた。ドジャースの大谷翔平投手は受賞を逃す結果に。米国の番組内では“大谷疲れ”が投票に影響したのではないかと指摘されたが、出演した元メジャーリーガーは「私はオオタニがロナルド・アクーニャJr.より優れてるって言ってた時にかなり嫌われてたよ」と過去を振り返っている。

選手間投票によるナ・リーグMVPはシュワーバーに
米大リーグの選手間投票で選ぶナ・リーグ最優秀選手賞に、フィリーズのカイル・シュワーバー外野手が選ばれた。ドジャースの大谷翔平投手は受賞を逃す結果に。米国の番組内では“大谷疲れ”が投票に影響したのではないかと指摘されたが、出演した元メジャーリーガーは「私はオオタニがロナルド・アクーニャJr.より優れてるって言ってた時にかなり嫌われてたよ」と過去を振り返っている。
今季シュワーバーは56本塁打をマークし、大谷を1本上回って本塁打王を獲得。132打点と合わせてリーグ二冠王に輝いた。ただ、大谷は打率.282、出塁率.392、長打率.622、OPS1.014、盗塁20などの指標で上回り、更に投手としても14試合に登板。WARでは大谷7.7、シュワーバー4.7と大差がついた。
米野球専門ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」では、メジャー通算2043安打を誇る元捕手A.J.ピアジンスキー氏が「ショウヘイ疲れは確実だよ」「ショウヘイの話に疲れた人が『シュワーバーは良い年だった。よし、彼に投票しよう』となっているんだ」と指摘。純粋な成績面以外の部分で、シュワーバーが選手間MVPになったと分析した。
また、同じく番組に出演した元メジャー選手のエリック・クラッツ氏は「私はオオタニがアクーニャJr.より優れてるって言ってた時にかなり嫌われてたよ。アクーニャはすごく注目されてた。(当時は)彼がこの賞をオオタニを上回って勝ち取った。私は『何をしてるんだ?』という感じだった」と回顧した。
「このゲームで最高の選手はいつもショウヘイ・オオタニだ。DHで彼と一緒なら、彼の方が優れてるよ。申し訳ないけどね。シュワーバーのシーズンは素晴らしかったよ。A.J.が言った通り彼は素晴らしいヤツだ。選手会はオオタニをリストから外したに違いない。選手たちがシュワーバーじゃなく彼に投票しないようにね」
大谷が選ばれなかったことに疑問を抱いているクラッツ氏。「あるいは、選手たちがこれを真剣に受け止めていないだけかもね。私はそれが惨事だと思うよ、なぜなら自分の仲間である選手たちの投票から自分がどこに立ってるか知るのはクールだと思うから」と、選手間投票の結果を嘆いていた。
(THE ANSWER編集部)
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